吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

『ディジタル・ディスレクシア』の公演ダイジェスト動画をUPしました。


ディジタル・ディスレクシア

 

http://www.ootany.com/amiyoshio/

吉田アミ、か、大谷能生
文筆家/即興演奏家である男女が、書き言葉を舞台上で引き裂き、揺らめかせようとする試み。

作・音楽・演出:吉田アミ+大谷能生
出演:岩渕貞太、有本ゆみこ(SINA SUIEN)、吉田アミ大谷能生
映像:斉藤洋平(rokapenis/VEJ)
衣装:有本ゆみこ(SINA SUIEN)
グリッチ映像:ucnv

公演日時:2015年8/14 ―― 開場 19:00 開始 19:30 アフタートーク有8/15 ―― 開場 15:30 開始 16:00 アフタートーク有――――開場 19:00 開始 19:30
8/16 ―― 開場 15:30 開始 16:00

<アフタートークゲスト>
◎8/14 19:30開始の回 桜井圭介さん(吾妻橋ダンスクロッシング オーガナイザー)
◎8/15 16:00開始の回 AMEPHONEさん

*EDITORY神保町にて公開稽古有(8/11 19:30~)
問い合わせ:美学校
http://bigakko.jp/event/2015/amiootani

場所:キッド・アイラック・アート・ホール
http://kidailack.co.jp/
〒156-0043 東京都世田谷区 松原2丁目43-11
Tel 03-3322-5564
京王線京王井の頭線明大前駅より徒歩2分


協力:前澤秀登、有田尚史、片山千鶴、たきぐちがめ、春田幸江、渡辺コウヘイ、桜井圭介、川口暁 他
写真:Hidemasa Miyake
制作:土屋光(HEADZ、SNAC)
デザイン:戸塚泰雄(nu)

主催:吾妻橋ダンスクロッシング実行委員会
助成:公益財団法人セゾン文化財団、アーツカウンシル東京 (公益財団法人東京都歴史文化財団

吉田アミ作・演出作『あしたのきょうだい』の動画をUPしました。


http://snac.in/?p=4319

 


あしたのきょうだい

2016年3月21日(月・祝)「ミニスキュル・シングス」

今公演のテーマのひとつは「プレイ」です。
立川貴一は演劇、吉田アミは音楽を背景に持ち、それぞれそこから創作を進め、
「プレイ」つまり「演じる」こと、「演奏する」ことの接触点を探ります。

また、公演自体の構造として、場所を選ばないもの、舞台空間を共有・連続して上演できるもの、という試みを行います。ぜひご来場ください。
企画:土屋光(HEADZ/SNAC)
<HR>
【公演情報】「ミニスキュル・シングス」

日程:3月21日(月・祝) 16:00開演 / 19:30開演&#8232;
※開演時間の20分前から受付・開場
※各回2作品上演

『おかにかお』
作・演出:立川貴一
音:滝沢朋恵
映像:石塚俊
演出助手:村田麗薫

『あしたのきょうだい』
作・演出・出演・音楽:吉田アミ
出演:張 祐寿、ほか

宣伝美術
絵:森本将平 デザイン:石塚俊

会場:神保町 試聴室(〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-5 ビル西神田1階 / http://shicho.org/

料金:
早期予約2,000円 ※3/14(日) 24時までのご予約
予約2,200円 当日2,500円
(+1ドリンクオーダー)

主催:吾妻橋ダンスクロッシング実行委員会
助成:公益財団法人セゾン文化財

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出演者プロフィール

立川貴一
作家・パフォーマー。長毛の猫を飼っていたため、洋服についた猫の毛を取り除きながら10年間過ごすが、路頭に迷う。その後しばらく、飴屋法水作品に出演/参加。2013年、演劇公演『害虫』以降、舞台作品の持つ呼吸の底上げと、その可能性の模索を主軸に、活動。近年では、音楽ユニットju seiとの共作や、写真家・演出家の三野新作品、sons wo:作品などに出演。
自宅では餌付けした野良猫と、仲良く暮らしている。

吉田アミ
音楽・文筆・前衛家。1990年頃より音楽活動を開始。2003年にソロアルバム『虎鶫』をリリース。同年、Utah KawasakiとのユニットastrotwinとSachiko.MとのユニットcosmosのCD『astrotwin+cosmos』がアルスエレクトロニカデジタル・ミュージック部門のグランプリにあたるゴールデンニカを受賞。文筆家としても活躍し、小説やレビュー・論考を発表。著書に『サマースプリング』(太田出版)、小説『雪ちゃんの言うことは絶対。』(講談社)がある。2015年、第19回『TOKYO ポエケット』に吉田アミ×虹釜太郎初の共著詩を発表。「吉田アミ、か、大谷能生」名義で朗読と音楽を中心にしたユニットでも活躍し、小説『Red;』(未発表)を元に初のオリジナル舞台作品『ディジタル・ディスレクシア』では作・音楽・演出を手がけた。2015年に大橋可也&ダンサーズの『テンペスト』では、大谷とともに出演、音楽提供をし、好評を博す。2016年、舞踏家の室伏鴻の追悼フェスティバル『ADX』にて、川口隆夫、岩渕貞太、大橋可也のダンサーを起用し、武満徹の『Voice』『Air』をバリトンサックスの吉田隆一と再解釈、編集し、新たな境地を開き、演出家としての第一歩を歩んだ。その、第二弾となる今回。たぶん、まだあまり、何も考えてはいない。

春田幸江Gペン画展『様様様様(さまさまさまさま)』

2017年1月31日(火)-2月26日(日)

春田幸江Gペン画展『様様様様』@名古屋 金山ブラジルコーヒー

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大谷能生7DAYS@荻窪ベルベットサンのチラシ、『ジャズと自由は手をとって(地獄に)行く』の挿絵や入江陽、吉田隆一などのイラスト、文芸誌「読楽」の西條奈加『刑罰0号』シリーズの挿絵、hitachtronics主宰のネットレーベルnewmasterpieceのヘントナー大佐の新作『言葉と記憶』のジャケットイラストなど手がける春田幸江の個展があるよー! 

harutasi.blog.fc2.com

 

わたし企画、hitachtronicsくん着色で作った森翔太LINEスタンプの原画展示もあるとのこと!

store.line.me

 

製作過程の写真も送ってもらったので一部紹介。

 

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とか。

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なんでもないようなことが笑える。

 

この人も頭がおかしい(いい意味で)人なので、その執念、怨念とさえ思える珠玉の筆致をぜひ、生でみてほしい! 

 

酔友でもあるので、you酔ば〜イベントでも紹介したかったのですが時間が足りず……。あらためて、ブログで紹介させていただきましたー。名古屋近辺の方はぜひ!足を運んでさちえに会いに行ってくださいー!

月刊Youtube批評『You酔ば〜 とらのまき』第3巻 あなたとわたしのイケメン押しTuberグランプリ〜!

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toranoana-nomoo.com

1/27(金) 17:00-22:00 @秋葉原とらのも

実は芸能人やアイドルには絶対いないようなニュータイプのイケメンが大量にいるYoutube界。ミュージシャンでも芸人でもないYoutuberとしか言えない存在の彼らは男子アイドルとして、自覚的である。常に人から見られ、動画配信されることを意識した動作や言動は今までになかったあたらしいかっこよさを更新させる。同世代の女子たちは、そんな彼らに親しみを覚え、恋心を抱き、心ときめかせている。
一方で、ファンと珍行する通称オフパコが度々、問題にもなっている。好きなことで生きて行くには、自分のファン(好きになってくれる人)を食うしかないんだ!と絶望し、オフパコを出会いだとらえる……。Youtuberの多くはファンとの交流会、通称ファンミーティングを定期的に開き、SNSでも積極的にコミュニケーションを取る彼ら。自宅はすぐに特定され、ロケ地はすぐに聖地となる。会いたい時にいつでも会いにいける男性アイドル、それがYoutuberの側面でもあるのは事実だ。それをサービス精神旺盛と好意的に捉えるか、不謹慎と捉えるかは人それぞれだろう。ただ現状がそうなってしまっている事実……。今回はそんなYoutube界のイケメンをスペシャルゲストのサクラコいずビューティフルと共にランキング形式で紹介! もちろん1部ではここ一月にあった事件、面白かった動画についても語ります。
Let’s Do It!

 

出演

一日店長
吉田アミ(+研究助手)

音楽・文筆・前衛家・演出家。サブカルチャー全般に精通し、トークの司会進行することも多い。最近はYoutubeばかり見ていて馬鹿になっている。

スペシャルゲスト
サクラコいずビューティフル

a.k.a.榎本櫻湖(詩人)。花小金井マツコ・デラックスを自認。イケメンYoutuberソムリエとして、突出した能力を持ち、女子高生と近い感性で、彼らの魅力を語れる。Youtuber批評最終兵器。

一宮崇徳(サポート)

ユメノソラホールディング「AKIBAPOP:DOJO」にて、サブカルチャーに特化したレクチャーや企画の主催者を紹介するWeb番組の司会を務めつつ、夜な夜な飲み仲間を探す日々を送っている。 

 

前回の様子がアップされています!参考にどうぞ。闇tube……。


月刊Youtuber批評 「You酎ばーとらのまき」

 

1月18日の感想とかトークの模様をyoutubeにアップしたよ

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 まーというわけで、先日は朗読DUOのライブだったわけですよ。終わってから気を抜いたら体調崩しちゃって、数日、寝込みました。それと、ADHDの薬飲んでるんですけどそのおかげで、日常生活はひじょうにおだやかな日々を過ごして、すこやかーな気分だったんですけど、ライブやってわかったけど、反応速度が落ち、感受性が鈍る。もう、これは目に見えて、ほかの人にはわかんないだろうけど、落ちたんですよ。あと、副作用で鳥肌が立つんですけど、この身体感覚が即興において、著しく反応を鈍らせますね。この1錠400円もする薬でなんでこんな効果があるのか怖いなあと思って、ライブ終わってから2日くらい飲まなかったら悪化したよ!能生には落ち着いてできてよかったね💓(笑)←煽りってます。みたいに言われたけど、ちょっと自分ではもっといけるので、薬の飲み方考えないとライブとかには支障をきたすということが、わかったので、気をつけたいと思いました。あー早く、薬飲まないで済むようになりたい。同じ薬飲んでた人が何も感じなくなるって言ってたけど、このことかと思いました。そういう職業なのでライブ前後は飲まなくてもいいですかと医者に訊いたら飲まなくていい的なことを言われたので、次回はリミッターを外してやりたいと思います。そのあとは、しっかり飲みますよ……。このAKIRAに出てくるカプセルそっくりな、白と青の薬をな。興奮剤か。でも、スケジュール調整したり、なんかやんややらないといけないことが累積してるんですけど、文章書いてると落ち着くので、日記でも書かせてください。落ち着いたら続きやります。ああ、こんなメンヘラ自慢をするような子じゃなかったのに、わたしかわいそう! とか言いながら、ライブとトーク、すごく良かったですよ。榎本櫻湖、恐ろしい子!!! 頭の回転早くて、あれだけ臨機応変にいきなり、できちゃうのはほんとすごいです。ラジオを2台使って、音を出しながら朗読してたのですが、現代音楽とかへんな音楽が好きだと言っているだけあって、センス良かった。ぜんぜん、物怖じしていなかったですね。こちらものびのびとできました。シームレスに音をつなげるように、櫻湖ちゃんが終わった瞬間に大谷能生に読み出してもらうという感じでつなげたんですが、ほら、なんか朗読が終わった後に、挨拶するのって、なんかダサいじゃないですか。モタつくっていうか。とか言っておいて、次は生真面目に挨拶するかもしれないし、それはそのとき考えるけれど、なんとなく、ゲストとわたしたちの音がきちんと混じり合うように、演出はしたいなあと思ってあんな感じになりました。『あしたのきょうだい』から自分の中で流行っているコンクリートを煉瓦で叩くという謎の演奏法があるのですが、今回も粉砕されましたね。もう、わたし、煉瓦でブロックをどのように叩けば破壊できるのか、完全に理解しました。でも、前よりブロックの大きさが小さかったのと、ベルサンは音を吸収するため、カーペットが敷いてあるので、思ったよりも音は凶暴な感じにはならなかったですね。みんなも、煉瓦でブロックたたくと、ストレス解消になっていいからおすすめだよ! あと、何やったかなあ。そうだ、ピアノを1音だけ鳴らすということをやってましたね。これも、『あたしのきょうだい』のときにやったことの焼き直しですが、ちいさな子どもが弾くみたいにポーンポーンって、鳴らすとなんか、記憶を巻き戻してるときのような気分になるので、いいかなっていう。それと今更思い出したが、The Conet Archiveを流しました。これは出所不明の短波ラジオの音の記録なんだけど、スパイとかの暗号になっているとかいないとかよくわからないけど、5時の鐘のように郷愁を誘うのでときどき、聞いてます。


1_01: The Swedish Rhapsody

 

これ、死にたくなるよねー!いい意味で。

 

ほかはASMRの動画を10個くらい開いてもの音として使ったりしました。ある意味、Youtube DJとも呼ぶ。こういう音フェチ文化みたいなのがあるんですよ。音響派の再来か。


Asmr binaural dummy head [5] ear check-up, writing with a pencil, lighting matches

 

朗読自体は初心に返って、丁寧にやろうということで、スタンダードなやりかたでやりました。『サマースプリング』をやったわけですけど、もともとこれ、朗読DUOの一番最初のライブでもやった演目で、能生がこれと、わたしがCDに書いた『蕎麦と薔薇』のテキストを気に入っていて、その二つを初ライブではやったんですよね。今調べたら薔薇蕎麦という薔薇を練り込んだ蕎麦を食べれる店があるらしい。へー。能生はライブのために、『サマースプリング』を読み返して、読むところを抜き出してくれたんだけど、「いい作品だけどカルト小説だよね」「最後にハハとソボが救われないのがね」と言われ、まさかの10年越しのダメ出しをされるというとほほぶり。はじめてやったときは、自分の文章を自分の声で読むということ、しかもこの内容なので、すごく怖かったのを覚えている。そのあとのライブでは水嶋ヒロからはじまって、日本文学史の100年遡るというトチ狂ったアイディアを能生が言い出し、されにそのテキストをucnvがグリッチさせるという初期の朗読DUOの乱暴な企みと文学に呪いをかけ、ぶっ壊そうという悪意が混ざり合ったものになり、自分はなぜ、水嶋ヒロの小説なんてまったく読みたくないのに、読まされているだろう能生は鬼だなと思いましたが、それをやったことで、一つ乗り越えられてけっこう読めるようになったし、読み間違えはぐっと減りましたね。今回『サマースプリング』を読んでみて思ったけど、ほんと、中二病全開だからなんでも漢字にしちゃって、読みにくいったらありゃしないなんですが、もともと、これは誰にも言いたくなかった話なので、音読向きじゃないというのは書き方としては適しているのかもなと、思い直したりしました。しかし、今は音読しやすい文章のほうがいいと思ってますけど。ご存知の通り、わたしと能生は1本の小説を二人で書くという気の狂った作業をして、2年かけて小説を書いたんですけど、どこからも出る予定がないまま、先に舞台化して、音源にしてというふつうとは真逆の発表の仕方をしていて、長編にしすぎて、途中ちょっと設定資料集みたいになってるし、本人が登場するメタ小説でもあるんだけど、たのしすぎて二人とも終わらせられなくて、こんがらがっちゃったんですよね。でも、今年の3月くらいまでに一度、わたしが全部書き直そうと思ってます。登場人物が多すぎて、いまいち、焦点が絞られていなくて、唐突に本人が登場とかするからぶっちゃけ、とっちらかってるんですよ。完成度が低い! って自分の書いたものにツッコミを入れてる場合じゃないんですけど。部分的に読むと面白いんだけど。登場人物は二人に絞って、書き直しますよ。タイトルは変わらず『Red;』のままで、兄との関係が悪化したストレスで、ディスレクシアになった女の子と先生の話で、カセットテープに録音した朗読を読むことで、症状を緩和させていくという話です。まあ、そういうことも時間をかけてやったので、お互いの文章に影響がみられて、文体がけっこう奇妙な感じで融和しているので、それはもうちょっと踏み込んで、グルーヴできればいいなという企みがあるのですが、よっぽど頑張んないと頑張れなさそうなので頑張ります。吉田隆一さんにも『これはカルト小説すぎる』とタロット占いでも、診断されたくらいです。さすがに数年経って、落ち着いてリライトできるだろうというのと、わりとここでこれをしっかりやり直して置くことは必要なことだぞ、直感している。いま、他に出す予定はまったくないのですが、3作構想があって、1作はyoutuberの話でこれはマンガの原作にしたいのと、youtuberのシェアハウス青春モノが書きたいっていうのと、311の頃の話を書こうと思っている。昔の自分はあんまり、感情の出し方がよくわからなくて、悲しいことや辛いことをネタにして、笑ってしまうという病気があったのですが、それはぜんぜん、乗り越えたことにはなってなくて、むしろ、自分の中で行き場のないまま、澱んで、ひどく傷つくので、これは優秀な私設カウンセラーを派遣してでも、思い出をやり直して、自分の中で記憶を変質させ、文章にして、外部化してしまおうという、戦法です。我ながらトチ狂った提案なんですけれど、わりとそのことを夢想していると、気分がいいので、書くことでしか救われないんだな自分はどんだけ闇が深いんだろうと思った次第です。わたしはやっぱり、どこか他人とは違って、ものの見方も感じ方も違いすぎるので、日常生活でふつうな人といると劣等感に苛まれがちなのですが、まわりがもの作っている人ばっかりなので自分の異常性が薄められておりました。だから、ものを作っていない人ともわかりあえる、と思っていたんですが、やっぱり、話が伝わらなかったり、違うことが浮き彫りになって、傷つくということがしょっちゅうあった。やっぱ、心地いい人と噓いつわりもなく、言ってはいけないことなんかひとつもない状態で話せないと疲れるのだ。女子のマウンティングごっことか、陰口とか、大丈夫で頑張ってる自分アピールみたいなものにひどく疲れてしまう。もともと子どもの頃から女子グループが嫌いで独自の友人ネットワークを築き、趣味の多さから男子とも女子とも不良ともいじめられている子とも仲がいいという精神が根付いているので、やっぱ無理なものは無理なんだなあと思う。頑張れている人はその競争の中で頑張り続けていくのだろうけど、それって全人類にとって、あんまりやさしいことではないということなんだけど。社会の物差しではなくて、自分の決めた自分のルールで生きていることを自虐もふまえながら、話しているyoutuberのほうがぜんぜん人間らしくのびのびとしているように見えるのは何故だ。そういうものに疲れている人はきっとわたしだけではないと思うので、弱さややさしさについて、もう少し、向き合って考えて、言葉にしていくべきだな、自分はと思っている。思いつめていると言っても良いのかもしれない。そういうことに気づくと人にやさしくできるようになる。と書きながらぜんぜん、感想ではないことをいつの間にか書いている。これは日記なので誰に謝る必要もない。好きなようにのびのびと書いてもいいのだ。それが日記というものだ。

 誰かに謝らせてももらえない、機会を逃したままの宙ぶらりんな状態は自分を追い詰め、嫌いになっていく。こんなことは早く終わらせなくてはならい。そういう前向きな決心が、今自分にいちばん大切なことなのだ。

 

 爆笑のトークの模様をyoutubeにアップしたのでよろしければごらんくださいー。


吉田アミ・大谷能生・榎本櫻湖トーク@荻窪ベルベットサン

http://www.velvetsun.jp/new-events/2017/1/18/118-x-
文筆家/即興演奏家である男女が、書き言葉を舞台上で引き裂き、揺らめかせようとする試み。

【出演】大谷能生吉田アミ・榎本櫻湖
【開場】19:30
【開演】20:00
【料金】2,500円(1ドリンク付)

榎本櫻湖(えのもと・さくらこ)
詩人。1987年生まれ。2007年より詩を書きはじめ、2011年第49回現代詩手帖賞受賞。著書に2012年『増殖する眼球にまたがって』(思潮社)、2014年『空腹時にアスピリンを飲んではいけない』(七月堂)など。また三軒茶屋にあるイベントスペース四軒茶屋にて、定期的にイベント『サクラコの部屋』開催。これまでに、芥川賞作家の滝口悠生や仲良しの詩人たちが出演。朗読パフォーマンスも精力的に行っている。

※※※
 それぞれが即興演奏家パフォーマーとして、そして同時に批評/小説/エッセイの書き手として、音楽と文学の領域を横断しながら独自の活動を続けてきた吉田アミ大谷能生。彼女/彼は二〇一〇年から<朗読DUO>として、笙野頼子夢野久作ラフカディオ・ハーンらの小説を取り上げ、即興演奏のステージ上でそれらの言葉を揺らめかせ、引き裂くことで、声と文字と演奏とのあいだに新たな関係を見出す試みをおこない続けてきました。

 近代小説の前提である「黙読」というシステムによって書かれた言葉を、それ以前の共同体的な読みの状態に戻ることなく――つまり、いわゆる「朗読」のやり方ではなく――、90年代後半から試みられてきた(ハードコアに個人主義的な)日本のあたらしい即興演奏のマナーと倫理とに接続することによって、まったくあたらしく響かせることが出来ないだろうか? このような無謀とも言えるアイディアから、<朗読DUO>は、はじめられました。

 吉田アミの<ハウリング・ヴォイス>は、そもそも声の言語的使用・意味の伝達をまったく排除するところから形作られたものであり、大谷の楽器であるサックスは通常発話と同時に演奏されることはありません。胸と息と喉と声帯を使用しながら、その機能を言葉を伝えることとはまったく異なった状態に育て上げてきた即興演奏者が、その回路を通して、あるいは放棄して、ひとつの言葉を同時に読む。その言葉は、男性の声と女性の声のあいだで宙に釣られ、書き言葉がもともと持っていた「語り手の不明」さを明らかに示しながら、ひとつのものが同時に複数である経験をわたしたちに示してくれます。これまで清澄白河SNAC、浅草橋パラボリカ・ビス、アサヒ・アートスクエア、西麻布スーパーデラックスなどで試みられてきた彼女/彼らのステージは、現代文学/音楽の極端なオルタナティヴとして高く評価されてきました。

 2015年にはキッドアイラックホールにて、舞台作品『Re;D』を上演。同作は(Googleドライブの共有機能を駆使して)二年間にわたって書き継がれてきた長編小説『Re;D』(未発表)を元テキストとし、ダンサー/振付家の岩渕貞太、ファッションデザイナーの有本ゆみこ(SINA SUIEN)、そして映像作家の斉藤洋平(rokapenis/VEJ)との共に作られました。チラシのデザインには戸塚康雄(nu)、冒頭の朗読は危口統之(悪魔のしるし主宰)が担当し、話題となりました。その後、2016年は1年間お休みをいただき、今回より再始動となります。記念すべき第1回目となる1月18日にはゲストとして、詩人の榎本櫻湖さんを招き、ライブと言葉と音楽について、また声と性について、トークを行います。今回、朗読DUOのテキストは初心に戻り、能生たっての希望で自著の『サマースプリング』になりました。今年発売から10年という節目の時。ぜひ、お越しください!

 

 

サマースプリング [文化系女子叢書1]

サマースプリング [文化系女子叢書1]

 

 

 

レビューが公開されました

「ゾンビはそこにいるか ーある喫茶店に浮かぶ、あらかじめ用意された気配を巡ってー」城 李門

http://music-after-tomorrow.com/review.html

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2016年12月10日に行われた安野太郎さん企画のイベント「MusicAfterTomorrow 2nd session」のレビューを「文鯨」編集長の城李門君が書いてくれました。「文鯨」の2号にはこのとき初上演された吉田アミ初作曲作品「voices」が掲載される予定です。よろしくお願いします!