吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

男の子と女の子

http://naah.jvcmusic.co.jp/products/VICL-35393/VICL-35393-01.html

男の子達が友達の家に集まってコントローラーを奪い合いながらゲームに熱中した思い出というものは女子では体験し得ない世界なのだろうと思います。共に殴り合った後じゃないと芽生えない男同士の絆に、女の入る余地がないように。いや、全然嫌いじゃないです。クヤシイだけで。
ビバリーヒルズ2018/14記
「あーやだやだ、まーた師弟愛育んでますよ。」
虹釜*1さんが男子と喋っていると私はこう言って茶化している。
あんまり毎回、言うのですっかり男子同士が喋っているだけで嫉妬をする女子という図式が出来上がっている私だ。大人になってさすがに女子、男子という葛藤はなくなったが。オモシロイ話をしている時、エロネタを話しているとき気を使われると非常に損した気分になる。女の前に人間だもの、と。

昔からそういう局面に置いて自分は女子だと意識されないように保護色になるように努めてきた。一緒に蛇を捕ったり、危険な場所へ行ったり、ホラー映画にやたら詳しかったり、人を笑わせることに全力投球したり、ゲームの攻略の話ばっかりしたりと、とんだ粘着質。お陰で「あみちゃんはしゃべらなければかわいいのに・・・」とか「しゃべると下品だよね・・・」と眉をひそめられ続けてきたのであった。お陰で同級生にはまったくモテなかった。モテるのは上級生とか下級生とか私の下品を知らない人ばかり!って、まあ、それは小学校の時の話だが。当時は女子は男の子の誰が好きとかそういうことばっかりで趣味の話とかマンガ*2の話とかぜんぜんできないことが多い。私の現在の女友達は頭のおかしい人ばっかりなのでそういうことはまるでないが、それでもマンガやアニメの話をしているのはなぜか男子ばっかりだ。黒沢とか、読んでる女子って、少ないからなあ。あ、華倫変を貸してくれたあの娘なら・・・ぶつぶつ・・・。まあ、マンガの話ですね。マンガの話できる友達が常に欲しいです。ジャンルにこだわらず雑食でマンガを読める友達はいつも募集中です!って何の話だ。

清水玲子のマンガで「月の子」というのがあるがあれは好きな男の前でしか「女性化」せず、普段は少年の姿という設定のヒロインが出てくる。これは一つの理想型なんだろうなーと思う。花とゆめのマンガは女の願望がひととおり詰まっておりますなあ。

一方で、この世には女であることだけを武器にしている強者もいっぱいいるわけで、何処で私は間違ったんだろう・・・ま、いいか、楽しいし・・・と、遠い目になるものだ。圧倒的にフェロモンがたりん。おかげで血中オヤジ度は年々、増すばかり。まあ、自らそうしているとも言える。好きだ惚れただのと現を抜かすくらいならネットサーフィンでもしていた方が楽しいものだ。そう思っているうちはラブチャンスなど起こることもないだろう。あ、でも秋元きつね青山陽一か君島さんかキリンジのお兄ちゃんに言い寄られたらフェロモンも復活すると思う。あと、スラムダンクの花形とメガネをかけた流川とやさしい悪魔のお兄ちゃんとヒカ碁の海王の主将かうる星やつらのメガネなら・・・って全員、メガネカヨ。
あ、そうそう、書き忘れたが、「男の子と女の子」というのはメガネの岸田がひきいるくるりの曲です。男の子が楽しそうにしていると女の子はふてくされ、コンクリートでかちわってしまう歌です。でも私は岸田のメガネはお洒落すぎて、食指が動かんのです。カラオケではくるりばっかり歌ってますが、ね。

【関連:諸兄、ゲームやろうぜ7/14記)】

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生まれて初めて本気で好きになったのがAKIRAの金田だからねえ。私の好きはいつも二次元・・・。今の壁紙はスチームボーイだしねえ。

*1:今のクイックジャパンにインタビューが載っているカレー部の幹部。素敵レーベルのオーナーで狂ったようにCDを出している

*2:大友克洋とかの話できる女子っていなかったなあー