吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

「ささや」で、cosmosの打ち合わせ。といっても、cosmosは音に関してのミーティングはしない。何を話しているかといえばとるにたらないことばかりだ。とるにたりないとりとめのない話をしながら今日のスケジュールを決めたりしていた。
注文はきつねうどん。焼いたきつねと緑の葱がのっていて関西風。多分、ここの店の人は京都関係の人なのだろう。味付けが京風。

サウンドチェックまでまだまだ時間があるため、さっちゃんと買い物へ行くことに。ミッテにある代官山地帯に足を踏み入れる。デパートなどにも入るが服は値段が高くてでかいものばかりでイマイチ。ふーんと素通り。路地裏の小さな店にぽつぽつ入る。そういう店はこっちのデザイナーが作っていて一点ものの服が多い。ちょっと変わったデザインが多く、大いに興奮。店先にザクとガンダムが飾ってある店でTシャツを購入。cosmosのライブの時に一緒に着よう!と女子トークのも花が咲く。
私は東京にいるときなども人と買い物にいくことなんてめったにないのだが(そもそも友達が少ないという話が…)気の合う人となら買い物も楽しい。私は自分なりにかなり洋服や小物などにこだわりがあって、どうしてもこういうのがいい!という確固とした好みがあるのでいつもなかなか気に入ったものを見つけることができない。東京では一目ぼれ!絶対欲しい!なんていう物欲の極みみたいな体験はめったにないのだけど、海外での買い物ではかなり物欲の波がドット押し寄せる。そして事実、気に入ったものが見つかるのも良い。こういうかたちの靴が欲しいと漠然と願っていたらまさしく自分が考えたような姿かたちの靴を見つけることができた。大満足大興奮のショッピングを終えるとサウンドチェックタイムが近づいていた。さっちゃんは一度、部屋に着替えに帰るというので私は一人で地下鉄に乗ることに。
今まで一度も、一人で乗り物に乗ったことなどない英語がまるでダメな私の運命やいかに!?とおののきながら誰にもだまされないぞぅと手に汗にぎりながら、駅へ。
10分くらい切符を買うジャーマンを見つめて手順を盗み、なんなく切符を購入することに成功。行き先も間違えず、会場近くの駅へついたもののそこから会場までの道のりがわからず、右往左往。TVタワーを目印に道を行き、なんとか目的地へ。ちょっとしたRPGゲーム気分でほどよい達成感を得る。ゲームよりはリアル。わあ、くうだらない!
会場に着くと、大友さんとトニーがリハーサルをしていた。90年初頭のあのドッキドキな感じが思い起こされるプレイになりそうな予感でいっぱいだ。