吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

幸いあれと無感動に微笑みたい

修羅バトルの影響で日本にいながらさながら時差ぼけ。8月を総括すれば人生3倍おにぎり。コピーロボットもいないのに恋も仕事も生活も全力疾走ときどき整体。どっきどきな刺激的な毎日。おかげで巡回できず。ほぼ壊滅状態。綱渡りで命のやりとりかけひき両天秤なわけだけどバランスを崩さずすんでのところでなんとか終わりそうな気配。でも、よく考えたらいっこ締め切り忘れていたのだ。忘れていたにも関わらず、9月は私のもとにやってきた。なんの前触れもなく。なんて図々しいやつなのだろうか。いや、忘れている自分がダメなのか。そして9月8日から私は10日ほど海外にツアーにでかけるのだがそれについての一切合切のやりとりが一気に波のように押し寄せてきた。寄せてはかえす白波のごとく。ツーといえばカー。あっと言えばうん。阿吽。阿吽の呼吸で。深呼吸してみる。10月もカナダに行ったり11月もフリーセックスのお国スエーデンに行ったりしなくてはならないので旅芸人のように根無し草のような生活を余儀なくされることは想像だにできた。夏は終わらない。マッドサマー2004だがイイカゲン9月なのでクラゲの海で泳ぎたい。秋はもうすぐそこに。まばたきしてるまに終わりそう。何もかも。高速で。ぐるぐるぐるぐる回るわけ。目にも留まらぬ早業で。目を皿のようにしていれば目が回る。目に物言わせたい。言えるか。目でピーナッツを噛むくらいむずかしいのだ。人生は自分でおもしろくしなければいっこうにおもしろくならない。そういう当たり前田なクラッカー的な言葉が日常、ついてまわって頭をかすめる毎日。そして暗転。暗転。暗転。暗転。夜明け前。そして朝。夜が明ける。明けない朝はないのさ。今日のもう、幕開けだ。つまびく幕間。舞台の袖で見下す私はまるで草食動物のようにすこし眠って目が冴える。目が覚める。目覚めてぐだけてだらけてぐんにゃりして冴え冴えとしても無意味。だらだらとした単調な淡々としたなんのかわりばえもないまったくなにも心を動かされない無感動な日々を一週間だけ送りたい。安心で平和な日常。心の決戦。血栓、抜かれて、あまりにドラマチックすぎて心の臓が突かれてつかれはてた。単調な毎日。毎日ゲームやってマンガ読んでアニメ観て定時に眠りたい。時々、ネット。28にもなって初体験ばかりの日々ではせわしなさすぎる。のび太のこどもがせわしなんて良く出来杉。それが現実。日々是現実。なにもかもが新鮮でなにもかもが斬新。だが、やがて沈殿して澱となる。うわずみの炭酸は抜け、結果はあとから追いかけてくる。どこまでもどこまでも影のように。陽炎のように。幻だから。頑なになった。くだけちった単調。波乱は万丈。一致しない。性格は紙一重。だいぶ意識が朦朧と。たぶん混濁と。いつまでもいつまでも。要するに落ち着きたい。堕落したい。そこまで落ちぶれたいわけではない。社会の落伍者。なかなかだ。なかなか良い。なかなか悪くない。まだまだ早い。おつかれさま、自分。自分をほめてやりたい。ほめちぎっては投げてちぎっては投げしまいは寝技でしとめて。うつつをぬかして胡蝶の夢。誇張したい。妄想したい。頭の悪いことを考えたい。悪いことを考えたい。悪いやつらは皆殺しだー!!!落ち武者って落ち着いた武者?そんなオチのつけかたはないだろう。もっと、落ち着き取り繕ってほどけてとけていくとろけていくまにまの隙間に光量を調節。まぶしすぎて。まじめすぎて。マジ気取って町を練り歩き。とぼとぼと徒歩で散歩したい。地平線までもどこまでもいこう足が棒になるまで。ほとほと疲れ果て、程々にほんのりと。時にはやんわり手厳しく。歩く靴音ひびかせリズム刻んで曲を作っているときが本当に至福。てんでバラバラなきざんだのりきれないビートを切り刻む。駅について電車にのった途端に一切合切ぜんぶすぐにすべてきれいさっぱり躊躇なく泣く泣く忘れるが。ほんに忘れたフレーズは大きい。逃した魚が大きいように。たぶんだいぶ素敵。ぜんぶだいぶ素敵だったと思いこむ。思いたい。思われたい。手に吸い付く感じのするパッドの感触がきもちいいので。すこしだけヒンヤリとしている。まちがえて打って打って打ち合わせコする。計算ずくで導き出すより冷ややかだ。すこしずつ主軸をズラして核心に。格別、結果、けもののように。けだももこけももももももものうち。もうしわけ程度にもうすこし。もうすこしだけほんのすこしだけつむった瞼。それがやさしさ。やさしさだけが人生だ。さよならだけが宿命だ。