吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

島田紳助の暴力事件から考える@圏外からのひとこと

http://amrita.s14.xrea.com/d/?date=20041101#p01

異物の存在は、自分に対するチャレンジである。異物と対話する為には、頭とこころを両方フルに使う必要がある。恐怖を感じ暴力で反応したら負けだ。逆に相手に同一化しても負けだ。自分と異物は違うのだから、異物を全面的に認め相手に同一化して自分を排除しても、それは最終的には同じように恐怖と暴力につながるから、やはり負けだ。相手との違いを認め、相手の存在と自分の存在を共に認めた上で、言うべきことは言い、注意すべきことは注意するという対話ができてはじめて、勝利である。

ソクラテスが自分の妻の悪妻ぶりをもってして「彼女とつきあうことができればどんな人間ともつきあえる」というよーなことを言っていたことをなんとなく思い出した。暴力ではなんも解決しないというのは残念ながら本当だ。そんなに簡単だったら原始時代に戻れば良い。