吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

夢ばかりやたらと鮮明に見る。

世界の終わりの戦争でマジンガーZに乗って逃げる。地上ではサンタクロースのかっこうをした敵と味方がタコ殴りの血まみれになって乱闘。戦争と言うよりは末期的。血の赤と衣装の赤が交互にフラッシュバック。赤いレンガで脳髄を叩き割る野蛮さを尻目に自分は高見遊山。安全な場所で観覧する。やがて雪の地上は真っ赤な絨毯が敷き詰められ、その赤の上にそっと舞い降りる。神の降臨。きっと気分がいいだろう。うんざりとするくらい。