吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

あついねむいさむい

わりとなんにも考えていません。あとさきかんがえずに本能的に動きます。そういう衝動が如実なのは衝動買いをしたときです。気に入った場合0.5秒でほぼ即決。あの即決一目惚れ衝動というのをうまく言語化できたら少しささくれだった気持ちも落ち着くかもしれません。ささくれだった気持ちって甘皮みたいにむいていきたくなるような気持ちのことをいうのでしょうか。みかんの皮で橙色に染まるような気持ちでしょうか。ささみを裂いているときの気持ちとも少しかぶります。爪切りでささみを裂くと同じ気持ちになるのでしょうか。
オレンジに染まったささみを爪切りで裂いて作るバンバンジーの罪はどんな罪でしょうか。なつみではありません。夏みかんでもありません。コンビニでもらった割り箸の袋を空けた時、爪楊枝で爪の甘皮を傷つける不愉快さのことなんて言ってません。甘皮や爪を非常食にしている場合でもありません。爪の罪。同罪です。糾弾です。断罪です。勝訴です。甘皮の剥げた爪で体をかきむしるならギターをかき鳴らしたほうがずっといいのです。ずっと建設的なのです。だから、オートカニバリズムはやめましょう。いくらその甘皮が橙色に染まっていてもそれはささみなどではないのですから。