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吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

塩漬けのホルモン

よく知らない誰かの葬式。
地下室に充満する開いた死体の匂いからほうほうの体で逃げ出す知人、友人ら。尻目に私は度胸を据えて、恐怖に打ち勝ち、死体から抜き出されたホルモンと対峙する。
死んだ誰かは少し変わった宗教に入っていて、抜き出したホルモン(心臓など)を塩漬けにして壷の中に永遠に封印しておく必要があった。すこし太い箸で参列者はねばついたホルモンをひょいと拾い上げ、あら塩にまぶして壷の中へ投入する。次々とホルモンを塩にまぶして入れるのです。