吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

ネタ帖という側面が強いので

前々から[言]カテゴリで引用シリーズはやっているんだけど、ここだけ読むとどうしても自分の主張を他人の言葉で補強しているように見えるのが難点だなぁ。そういうわけでもないんだけど。
私はよく日常会話でもついついセリフを言っちゃうんだけどそれが全部、マンガやアニメのセリフなのでオタクと言われる。オタクはセリフを引用するのが特徴らしい! 知らなかった。
もちろん、自分の言葉として責任を負いたくないから他人の言葉を引用するという姿勢は気に食わないけど、それとは別のアプローチとして、キャッチーな言葉だったり自分で考えるよりもぴたりと来る場合、引用元を提示しながら話したり書く傾向がある。電波男本田透の文章を読んでいて、共感した部分もそこだ。ニュースサイトやブログなんかで書く「○○で知った」とか「○○経由」という気遣いも好きだ。自分の文章を読んであさっての方向に興味を持てる引出しを用意しておくのが、他人への押し付けにならなくっていいかなあーと思ってる。わかりやすい強い言葉は時には暴力であり、洗脳だ。
整然としたものより、大友克洋の絵みたいにゴチャゴチャっとしてるけど、一個一個のモノには意味があったりするようなそういう文章が好みだ。なので、はてなのキーワード性の高さはわりと気に入っているのであった。