吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

それはおまえの戦いではないだろう

 誰かのためを思ってなされた行為が誰かのためであったためしがない。当事者でもない外野が邪推や妄想の類を働かせてよく調べもせず動き出すのは愚かしい。とりあえず、口を慎もう。沈黙は金。

 人が変わるのは人が変わりたいと思ったときだけだ。首根っこつかまえて変われ変われとやんややんや指摘しても相手には響かない。徒労に終わるだろう。それでも、という覚悟があるなら、どうぞと導こう。

 断片から全体を一望できると思い上がるな。木が森だなんて狸でも間違えない。自然がいっぱいの森へでかけよう。森でくまさんとおどればいい。

 わからない部分を自分の貧困な想像力で補うな。所詮、それは自己を投影した他者に過ぎない。興味があるなら知る努力を。

 思考の逡巡過程をたくさん読んでも混乱するだけだ。知りたいものがわかったなら、まとまった文献を読むべきだ。その方が効率良く理解できる。

 感情と事実は切り分けなくては議論はできない。ふっとうした頭にあったかいミルクをいれてあげよう。

 議論をするなら同じ言語で同じ土俵で話せる相手を見つけよう。有意義な時間が持てるだろう。無為な時間を割きたいならそれはまた別の話。釣りをすると吉。

 思想と行動が一致しない人と話すと混乱をきたす。言動の一致を求めても受け入れられない場合が多いのでそういう場合、相手をエイリアンだと思って接っしてみよう。ボディーランゲージでおおかた通じるから。むしろ、ボディーランゲージで通じない言葉を投げかけないほうが賢明だ。

 そもそも、コミュニケーションがしたいのかどうか見極めろ。議論のための議論なのか。戦争のための戦争なのか。それは議論ではなく、遊びです。いますぐおもてに出かけよう。じゃんけんが遊びの合図だ。

 相手の言葉に耳を傾ける気がない、ただ、勝ちたいだけならゲームをしよう。ゲームは時として雄弁だ。DSが売り切れてるならPSPでどこでもいっしょをやらないか。