吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

酷い部屋のチラシができたようです

WITHOUT BREAK WITH ALL POWER: 日記・コラム・つぶやきから。

というわけで、『サマースプリング』の小説に出てくる一文で、本のキャッチコピーにもなってますこの「自分が想像できる、一番、酷いことをしなくてはならない。」がこちらのイベントのキャッチコピーにも使われております。

この言葉ですが、アップリンクの倉持さんと話してて「最近、酷いイベントってないよね。」「イベント行って金返せ!とか思わなくなった」「つまらん、実につまらん」というテンションから盛り上がり使われることに…。酷いことをしなくてはならない。って、一体、誰に対して?という話ですがこれは自分自身に対して使っている言葉ですね。表現が牙をなくして、何ら影響を及ぼさなくなることはオカシインジャないの?安全なものって面白いの?という思いがあるからこんな言葉が響くのかも知れません。実際に真摯に客に向き合う行為っていうのはこういう姿勢なのかも。自ら楽な方向へ逃げ、自己弁明と被害妄想にとらわれすべては世界が悪いと自分だけが安全な場所にいるのはもう止めようぜ!加害者にナッチマイナ!と。そして、対峙した世界と折り合いをつけていこうじゃないか、と。表現者であれれ、生産者になるなという自戒を体言したキャッチフレーズと言えるでしょう。「酷い!酷い!」といいながら楽しむイベントがあってもいいじゃない。酷い奴らは皆殺し。

観る者を直視する覚悟がないと使えない言葉なのです。そんなナイスイベントですのでよろしければお越しください!