吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

いやいやここ数日濃いわ〜

 濃すぎてなんだか知恵熱が出そうです。だいたい朝帰れなくてそのまま会社に行きたいんだけど電車の中で爆睡してしまい遅刻…というここ数日の睡眠時間毎日電車で合わせて3時間程度で死ぬかと思うけど死なないみたいな状況。すごい勢いで痩せる。ぜんぜん不健康だが!イベントダイエットもしくは睡眠不足ダイエット。でも、やらなきゃ。観なきゃ。聞かなきゃ。みたいな謎の使命感みたいなものは異様にあって。吸収したい時期なのか。伸びる前の縮んだバネか。

日誌 : How It Is
 でもあるけど、なんかこの永田一直評「地獄の底から還ってきた男、必ず還ってくる男、永田一直は、まさに、「90年代を生き延びる」ということがどういうことであるのかを、涙が出るほどの真摯さと率直さで話してくれた。」素敵が過ぎますね。
 私が司会の時も意識的に話した「継続は力なり」そして、「自殺だけはするな」「生き延びろ」話はさまざまな経験があった上で強く私たちに影響を与えているのだなあと思った。ああしかし、こうしてみんな生きている、生き延びているということが何よりもうれしく、思う。そして、未来はそんなに悪くないんだぜという希望があって、私はそこにどうしようもなく惹かれるものがあった。みんな修羅場や絶望や失敗を知っているから、だからこそ、強くなれるのだ。落ちていた時期は無駄じゃない。今、絶望に打ちひしがれている人ほどこそ、その先には未来があるぜ、とりあえず、音楽聴こうぜみたいに私は楽観的だと思われるかもしれないがそう、何度でも言いたくなる。ただ、漫然と生きながらえているだけではなく、今日を生きることをどれほど大切にしているのか。というかギリギリすぎるけど。

 レーベルが仕事、生きるための糧になると思い切ったことはできなくなるのはしょうがないことだけど、それでもただ、売れるだけが価値ではなく、好きで、だからこそ、多くの人に聞いてもらいたい、そして、ちゃんとそれが好きな人に届けたいというものすごくまっとうでシンプルで理想的な関係をみな、模索しているその姿勢を発言の端々から感じる。結局、こうやって、何かをしてしまう人のサガを私は好ましく思ってしまう。ああほんとうにバッカだなーでも、そこが愛しいと思ってしまう。こないだのPANTYレーベルのリリースパーティーで久しぶりに37Aちゃんと一緒にレーベル運営しているそーし君とも話したが、永田さんがいろいろ助言をしてくれて、紹介してくれてものすごくありがたかったありがとう!という話を聞いて、ExTではできないけど、若い人が思いきってやる何かを応援している姿勢が男気丸出しでカッコイイ。とか思うのであった。PANTYみたいに、好きなモノを好きな人に届けるために多くを求めすぎないという姿勢は現実的であり、継続するということを第一に考えるとそれを選択するのは絶対に賢い。はじめから成功するなんてことはないのだから、むしろ、成功するからってやっていることがつまらないからこそ、それを選ぶとき、生き死にすべてを賭けることはお願いだから止めて欲しい。何があったって生き延びたほうが良いに決まってる。だってさーほんと、アナログで出してる時点でその本気度は違うじゃん。500しか作ってないんだよ?ああ、これが必要だって思ってるほんとうに大切にしてくれる誰かに届きますように。って私はもちろん買いましたが。

 そういう話をする一方で、だからこそ、虹釜太郎のすごさがわかるよね。まったく価値基準決まってないものを「良い」といえる。それを貫き続けてるという。死屍累々。毎日がチキンレースなわけですが、彼の中には生活を犠牲にしても選び取ってしまう何かが確固としてあるのはひじょうにエレガントでビューティフルで孤高で豪華な精神の煌めきを私は羨ましくも思うし、そのわかりにくい何かをちゃんと伝える作業は私がしなくちゃなあというわけで、アップリンクマーケットで品切れしてましたニジカマガジン納品してきましたので、見かけたらお買い求めいただきたく思います。次回はちゃんと、評論一本書きまっせ。うーんなんかこのまとまりきらないすべての何かをかたちに残しておきたい。ミニコミ作ろうかなー。ザ・本人シリーズ。どうでしょうか?続けて、永田さん、ヤスさんなんかもちゃんとまとめておきたい。言葉を残しておきたい。言葉にならなかったことのはを集めておきたい。そして、それを眺めてみたい。一人じゃキビシイから何人かで編集できたらなあ。誰か、一緒にやりませんか?

 んで、オフレポも紹介しておきます。こうして、観ていてくれる、聞いてくれる、誰かが居るから何かを作れるんだよ。だよ。だよ。無理にあわせなくていいいんだってば。あなたにぴったりな何かは何処かにあるし、なければあなたが作る余地があるし。ほら、かなりいいでしょ、この世界は。見ようによってはとってもいいです。絶望してる暇はないってば。とか思うんだけど、それってバカっぽいですかねー。まあ、いいや。バカになったほうがいろいろ楽しいことも多いのさ。

2007-09-21 - 砂上のバラック
パンキッシュガーーーーール♪♪♪ : エクリ。

あーそうだ、あと、アップリンクマーケットは今日まで!本日はピッチさんのレアもの珍品紹介DJイベントっすよ!!!

http://www.uplink.co.jp/factory/log/002280.php

◎9/21(金)「レアもの珍盤紹介DJイベント」
<参加費:¥1,500>予約方法は下記を参照下さい

UPLINK MARKET会場併設のギャラリーでも作品を展示する異能の音楽家「The Pitchshifters」とディスクユニオンがタッグを組んでお届けする、秘蔵の音盤を“ジャズ喫茶のように”みんなでまったりと聴くという場です。

出演:The Pitchshifters、大井隆雄(diskUNION)

あと、

http://www.public-image.org/project/cat/naohiro_ukawa_masaru_nashimoto.html

宇川直宏×梨元勝 トークショー開催決定!!

Event Information
『!!!!!GOSSIP JOCKEY!!!!! #1』GJ:宇川直宏×梨元勝
『Public/image.Magazine Vol.4』発刊記念/緊急TALK SESSION!!!!!!!!!!!!
Sep 21, 2007 at Microoffice (UKAWA NAOHIRO avant-garde studio)
東京都渋谷区渋谷2−17−3渋谷アイビスビルB1F

GJ:宇川直宏 × 梨元勝
OPEN:19:00
START:20:00
CLOSE:??:??
CHARGE:2,000yen
Supported by VHS, RAP MUSICIAN, LAD MUSICIAN!!!!!
Sound design by HIRANYA ACSESS
Presented by Public/image. & Mixrooffice
※会場の混雑状況によっては入場制限をさせて頂く可能性がありますので、お早めにお越し下さい。

も、今日…。

佐々木さんに「『一万年、後....。』の動員がイマイチだという話。みんなバカじゃないの?!?。この映画は表層的にはそう思われるのかも知れないキワモノ、トンデモ映画とはまるっきり違うよ。たった70分くらいの時間に、映画というものが世界と人生についてやれるありとあらゆることが詰まりに詰まった、空前絶後の濃縮映画なんだよ。絶対観に行かなきゃダメ。これ絶対!」とまで言わしめた(参照:日誌 : How It Is)『一万年、後....。』も今日まで…。

http://1mannengo.hibarimusic.com/?cat=16

『一万年、後…。』は前作『YYK論争 永遠の“誤解”』に引き続き、Y・Y・Kプロダクション企画・製作による8年ぶりの沖島勲の新作。そして劇場映画5作目にして初のデジタルビデオ撮影による映画作品である。
今作は、少人数の役者とほぼスタジオワンセットのみで撮影しきるという極めてミニマルかつ野心的な試みがなされている。初監督作『ニュー・ジャック・ア ンド・ヴェティ(モダン夫婦生活讀本)』や『YYK論争 永遠の“誤解”』に見ることの出来る閉じた空間とそこで演じられる人間たちの不条理な喜劇性の炸 裂といった特徴がより徹底され、『まんが日本昔ばなし』の脚本家にふさわしい壮大な宇宙観が表現されるなど、まさに沖島勲の集大成といえるのが本作品であ る。
また、「電波映画!!」と銘打つにふさわしく「映像」は、フィルムにこだわり続けた「未だ携帯電話も持っていない」活動屋・沖島勲がデジタル撮影を選択し、『UN loved』(万田邦敏監督)や『LOFT』『叫』黒沢清監督)などで活躍中の芦澤明子が撮影を担当。劇中に流れる「音像」は、実験音楽レーベルhibari musicを主宰し、即興演奏家として世界各国の音楽家と多数共演、近頃では自身がコンポーズを手掛けるバンド・ホースの1stCDがUNKNOWNMIXよりリリースされたばかりである気鋭の音楽家・宇波拓に よるもの。映画の物語内容のみならず、これらのスタッフとともに映画の「映像」と「音像」の形式にも果敢に取り組む今作は、世代やジャンルを横断、逸脱、 横転、脱線、衝突を繰り返しながら、あたかも「まんが日本昔ばなし」+「電波映画!!」とでもいうしかない見果てぬ領野に我々を連れ去ってしまう…そんな 摩訶不思議な沖島ワールドが炸裂している。いったい何なんだ、これは!?

とまー、

毎日毎日何かが起きていて、知らないうちに何かが終わっちゃうんですよだから、出合おう。私たち。もう、ここにいるんだから。何度でも。