吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

書店POPの描き方(その2)〜お願い編〜

書店POPの描き方(その1) - 日日≒日キの続きです。

【前回までのあらすじ】
自分の本の販促用にPOPを制作しろと経験値ゼロのズブの素人の私が苦悩!「作者のコメント的なもので良い」と言われたがそんなヌルイもので売れるとは考えれず何かいい方法はないかと逡巡…。そのとき、方向性が決まった!


 というわけで、壮大なストーリー第二回。ほんの一部で期待されて(されなくても)書く!俺は書く!!
 
 こうなってくると、どうしようかってことになるわけじゃないっすかー(投げやり)。人は一人じゃないじゃないですかー。一人きりで、個人作業でできることって限られてるわけじゃないっすかー。そう…、それは、人に頼む!恥を忍んで「できない!助けて!」と世界のはしで叫ぶことから物語ははじまる。白羽の矢を立てたのは近所のゲーム+音楽+古本+貸本屋の『J』というお店。日々の6割の文化体験を担っている行きつけの店だ。狂ったようにマンガを借り続けていたらそのマンガのセンス(少女マンガから青年マンガまで幅広く借りていた)から店で話題になりとうとうある日、「あの、もしかして、吉田アミさんですか…」とバレてしまったのだ!それ以来、店員の人と懇意になりおすすめマンガを教えてもらうように。おかげさまで近年マンガ読みレベルがぐんぐん伸びているのだ!のだって…。
 
 しかも、世の中は狭すぎることにそこの店長の中村君は音楽をやっていて(はーい!こっから若干、宣伝で入ります〜)なんと!明日、六本木スーパーデラックスでイベントを企画!しかも、メンツがちょう豪華ですよ〜!
 


B LACK&GOLD vol.3
2007.10.24(水) @SUPER DELUXE(ROPPONGI)
http://blackgold.jp
OPEN 19:00 / START 19:30
ADV 2800yen / DOOR 3000yen

LIVE:
Gnu(大蔵雅彦 as,bc、塚本真一 key、種石幸地 b、熊田央 dr、イトケン dr)
Optrum(伊東篤宏 optron、進揚一郎 dr)
OSSUARY(Kelly churko g、伊藤啓太 b、外山明 dr)
中村賢治 as×岩見継吾 b×池澤龍作 Dr

DJ : iLL KiM , DJLP (大谷能生)

VJ : 夏目 現(映像作家)

ライブコラージュ:
永戸鉄也(アーティスト・アートディレクター・グラフィックデザイナー)

前売りチケットのご予約・お問い合わせは
nasty-tribe@blackgold.jp
または、

SuperDeluxe
PC(http://www.super-deluxe.com)
又は携帯サイト(http://www.sdlx.jp)
からお申し込み下さい。
Eメールにより確認のご連絡を致します。
FAXでお申し込みの場合は

10/24 「black & gold」
予約/お名前/人数/電話番号/FAX番号

を明記の上、03-5412-0516へご送信下さい。
10/23 18時〆切り。

 スタンド同士は引かれ合うってほんとうですね!知らなくても世界の狭さにおののくばかりです。なんかやってる人は独特の嗅覚で勝手に出会ってしまうもんなんですね。それもまったく予想だにしない場所で…。人生、気が抜けません。注意一秒怪我一生。
 
 というわけで、一つ目的を達成。さりげなく告知もできたところでPOPの話に戻ります〜!
 
 で、そのお店ではいたるところにPOPがあるんです。そのPOPセンスはヴィレヴァンにまさるとも劣らない否、扱っているマンガの種類が幅広いため(サブカルからオタクまで幅広い。売れてるものからマニアックなモノまでかなり雑多。)ヴィレヴァン特有の「普段マンガなんてほとんど読まないけど雑貨感覚で買ってますが何か?」的な鼻についた感じ(これは全部被害妄想とオサレに対する憎しみ!)がないんですね〜。いや、楽しみ方は人それぞれですよ!私だってどこにも売ってないけどヴィレッジヴァンガードなら絶対売ってるはず!といって買うことは多々あります。オタク系の書店(今はなき、まのつく森)で一度、「山本直樹って人の〜マンガってうちにはないですよね〜。あれ、エロですよね〜」と大声で言われ死ぬほど恥ずかしい思いをして以来、「どうせサブカルコミックス!はじめからヴィレヴァン行くわ!くそう!なんならついでに松本大洋も買うわ!」という開き直りを見せるくらい良い店だと思います。お店というのは特徴的なほうが目的を持って選ぶほうに無駄なストレスがかからなくて安心ですよネ★こういう無駄なストレスがサブカルVSオタクをかき立てるのです。みんな、仲良くしようよ!いがみあっていてもなんにもならないよ。さあ、ひとつになるんだぼくたち…。ぼくたちのプリズムパワーで世界を変えていこう!何の話を書いてるのか時々、自分がわからなくなります。
 
 最近はAmazonで買うことも増えました。でも、500円しない単行本買うためにAmazonなんて使わないじゃないですか。送料かかっちゃうから。だったら確実に売ってそうな場所を目指して行った方が無駄がない。今欲しい、今必要な場合は特に…。そのためにリアル書店はあるのです。
 あと、知らないマンガに一目惚れして出会うために…。知らない作品をテキ屋&屋台、ギャンブルで買うのって、はずれたときのショックよりも当たったときのテンション、うわ、コレ神様が私に与えてくれたぴったりのマンガや!ジャケ買いして良かった〜★な幸福を少なからず知っていれば、やめられない・とまらないトコあるじゃないですか。そんなところで贅沢すると気持ち的にもゆとりができるよね★たった500円の勝負。駄菓子屋やガチャで大枚使うあの時に比べれば無駄は少ないものです。良いとわかってるモノを買う時よりも、わからないものに挑む!その精神。無謀かも知れません。損かも知れません。でも、『カイジ』よりはマシです!書店に沼はナイッス!
 
 なわけで、ご縁があっていろいろとPOPについてご教授を願い二つ返事で快諾してくださったのです!中村店長ありがとう!!!みんな!明日のSDXは絶対行った方がいいよ!!!!!!!!!!
 
 さあ、今回もヴィレヴァンの愛ゆえのDISと中村店長ありがとう!告知で終始してしまってPOPの実践まで全然書けていない行き当たりばったりなエントリー!待て次号!明日はどっちだ!のばせばのばすほどプレッシャーが増すばっかりだ!!!!!!!