吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

書くこと溜まってますが

 ここのところライブがかなりいい感じです。先にダメ〜こうしたほうが体調良い〜声出しやすい〜という理想的な状態を事前に主催者に伝えることで(これが守ってもらえると)ひじょうにやりやすい!おかげで体調をまったく崩さずにライブができてます。みなさん、わがままを考慮していただいてありがとうございます!なので自己嫌悪にも体調不良にも陥らず思いっきりできました。つくづく、体調を整えるということの大切さが身に染みるね。楽器の調子を整えるのと同じで私は、体調を整えるべきなんだなー。まートークとかは問題ないんだけど。どうしても身体に負荷がかかるので死を意識しながらやっているわけですよ。メメント・モリですよ!

 佐藤実さんの作曲作品は自己のシャドウと闘うわけですが、これがけっこう自分には良い効果があるようで、喉が調律されるようでした。定期的にやったほうがいいなー。つーか、ソロはぜんぶこれにしようかしら?とか思いはじめるほど。新潟、山形と続けてやって、昨日の東京のライブは自分でもはじめての経験ですが、やってて鳥肌が立ったのと、何故か、涙が出た。感動して。自分の演奏に感動するとはこれいかに。ですが、そういう感情が冴え冴えとしており、私が何度も体験している、音楽の奇跡が確かに起きていた。ちょっとどうせならちゃんと書きたいんですけど。異常でしたね、あれは。で、やりながら異常に興奮しているけど、ものすごく冷静になっているというかなりいい感じの状態があって、あれはなんなんでしょうね。神秘体験に近い感じになってくるわけですがあれはまた起こるのか?
 声の調律がさなされていた、状態で、さらにライブ前に一人で暗ーく、落ち着く時間があった、というのが良かった勝因だと思うんだけど。明日とかどうなっちゃうのか怖いような。楽しみなような。インスタントコーヒーの気分なわけですが。

 うーん。やっぱり音楽はすごいなあ。音楽は音楽でなければなせない部分があってそれ以外はすべて言語化されてしまえばいいのに。とか思ったのであった。ちょっとまた時間作って、考えたい。書きたい。この思考回路も謎だな。声の話は私が書いた武満徹本の「声をかけたのは誰か」を読むといいよ!ヨシダマガジンvo.1にも再録されてるけどな!

 いやー奇跡は何度でも起こるね。いや、起こすね。起こそう。むしろ。