吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

正解が一つの世界なんか信じない

 どんな場所や状態でもその場のいる多くの誰もが(少数なら一致する場合はあるよな)満場一致で満足するなんてことはなくって、それができるとしたらそれは表面的なものか、異常といえる。異常を実現するためにはそうとうに用意した上で行う洗脳でしかない、しかし洗脳なんていうものは簡単にできることではない。だからほんとうは常に誰かが黙ってくれていることで成立しているだけ。常に誰かが少数の誰かが居心地が悪い思いをしている。違う価値観の場所では同じことでも居心地の悪さの状態は変わる。ならば自分にとって今居る場所が居心地が悪くて嫌だと思うなら自分で場所を探す、作ろうと考えるのが建設的なんだろうな。

 けっきょくそれは暫定的な<状態>でしかないわけで、不変の絶対の完璧があると信じることが世界の多様性に対応できない脆さ。四面楚歌になるときは考えが良いと悪いだけになって0か100かONかOFFか白か黒かと二択に思いつめるような時。実際問題、現実は世界はカラフルすぎて、くっきり線引きすることはできない。

 けれど理想として矛盾せずにすっきりと生きていく、考えていく癖をつけていくのは理想的だし、合理的で無駄がない。一時的な選択を繰り返しながら全体を整調していく。偏らないで伸び上がっていこうとするのだろうな。