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ENSEMBLES 09 休符だらけの音楽装置

日記


http://ensembles.jp/

に行って来た!といっても結局、展示の時間には間に合わず(電車に乗れない病のためいろいろ迂回して乗り遅れる)終わったあとの「KIKOE」岩井主税監督×大友良英×大谷能生のトークだけ観てきた。トークの会場となった場所の2階で「ENSEMBLES 09 休符だらけの音楽装置」展が行われているとのいことで、断続的に音が鳴っていた。

聞きたいことはほとんど能生が聞いてくれたので満足。岩井監督の作家性についても考えさせられ、なかなか興味深い話が聞けた。大友さんと能生が「分からない」シーンが挿入していること、この映画で取り上げているミュージシャンに「評価」を下すつもりはないということ、受け手の経験や知識によって「身勝手」に意味を読み取れてしまう構造にしたこと、想像の余地があるということに物を作るということへの誠実さを感じた。同時に大友良映に対する批評性を持っていた。そもそも批評と言うのは何も文字だけですることではないし、批判=批評ではない。

展示は9日までやっている。また、あちこちで関連企画もたくさんやっているので、時間が見つけて観に行くと良いと思う。私は9日に飛び入りでライブに出演することになった。詳細が決まったらこちらでも告知するだろう。

写真は1日に誕生日を迎えた大友さん50歳バースディケーキ。激ウマ!チョコレートとティラミスと抹茶となんかよくわからないシャリシャリしたうまいものが混合となった甘すぎずかといってパンチも効いていておいしかった。これもある意味、大友批評と呼べるかも。料理で批評、来るね……(来ねーよ!)。

追記:質疑応答で、岩井監督が影響を受けたという大友さんの「サンプリングウィルスプロジェクト」について、「KIKOE」との類似性を指摘し、「『KIKOE』はそのまま、大友良英の方法論を模倣しており、この映画に対する批判や評価はそのまま大友作品への批判や評価にも成り得るのではないか?と感じた」とし、「具体的な影響はありましたか?」と質問しました。岩井監督の答えは「作っているときは意識していなかったですが、できたときに似た感想を持った人が多かったです」でした。それを受けて「意図的でないにしろ、共通性があると受け手(この場合、私個人です)が感じられる作品というのは、対象に対して誠実に向き合っている証拠ですね」という感想を漏らしました。が、このやりとりを通して映画に対する批判を封じるものだと感じた人がいたので、「まったくの誤解です」と強調しておきます。「恫喝」とまで書かれましたがそんなわけはありません!