吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

ここ最近

風邪も治ったものの一瞬体調と精神状態があまりよくなくなりそうになった瞬間に戸塚君のお誘いで突如、ジブリ美術館に行くという良くわからない集いに参加。76年式メンバーが図らずしも集結。はじめて行ったが駿イズムあふるるコメントと面白に魅了。わくわくパヤオワールド。観に来ている子どもやスタッフがパヤオ界から派遣されたエキストラにしか見えない。清く正しい理想のロリコン紳士である。子どもが子らしくあるために英才パヤオ教育はあるのだ。すばらしい。映画も見た。水蜘蛛が主人公だがヒロインのアメンボの色合いが「魔女の宅急便」のキキと同系色。駿の美意識の一貫性は少女マンガ家のごとし。乙女だよ。おじさん少女。あんた、本物だよ。ちょっとまえにずーっと「COMIC BOX」読んでたのでタイムリー。私は駿の作家性がいかんなく発揮されて暴走しているような最近の作品とナウシカが好きだ。よくできた安心ジブリより毒があったほうがいい。ファンタジーが過ぎる!

その後、一行はサウンドカフェ・ズミに移動……。デザイナーとミュージシャンばかりという奇妙な面子だったので大いに盛り上がる。いやーワイン1本空けてチーズ盛り合わせで一人千円ちょっととかありえないわ。豊かすぎる。しかも、手に入りにくい音楽聴きまくれるし、ズミさんのマスターっぷりもたまらん。マスターもっと強いお酒ちょうだい!って感じ。若い人こそ行くといいよ。入りにくくないし。なんかいろいろおまけしてくれるし(笑)。あったかいよ。しかも、吉祥寺が一望できるんですな。おりしも満月。貴族的な気持ちに。あと、ちょうどセゾン文化再評価ブームが自分の中で来てるのでセゾン話が図らずしも聞けてよかった。いや、マジで狂ってるよねあの時代。いい意味で。なんか異次元みたいなんだもんな。本棚にはニューアカから東浩紀さんの本までそろってますわ。まさに『ニッポンの思想』!泉さんが音楽の正統といわれているクラシックの前にあり、流行していたギリシャの音楽をかけてくれて、現在、正史として評価されている音楽とは違うものも「在った」という事実。なんか知らないが最近、セゾン文化話ばかりになるのでなんかやりたいな。アーストワイルからの要請もあり、ヴォイスの系譜を追っていくっていうのをやるはずだったんですが、先にセゾン文化やりたいかも。水戸美術館でボイス展も始まるしね。ブレインズ落ち着いたらなんかやるかもしれません。しかし、金がないのでその前に原稿を書いたり音源作ったりせねばなりません。酒量と年が近い人と飲むといろいろすっとばせていいものだ。しかし、みんな30過ぎて軒並みおっさん化していて日本酒だもんな。昔、飲めなかったのになあー。不思議ですわ。

明日はブレインズの次の講義決めて次の原稿書こう。7日に駒沢大学で講義をするようなんだけど詳しくはのちほど。なんかいろいろありますね10月はふたつありますか。