吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

現代詩手帖 2010年 03月号 特集「やまだ紫の世界」に寄稿しました

現代詩手帖 2010年 03月号

・対談 井坂洋子(詩人)×白取千夏雄やまだ紫夫)
・「ガロ」に掲載され一話で未完となった井坂洋子さん原作の漫画「番人」再録(単行本未収録)
・エッセイ…齋藤愼爾、上野昂志、こうの史代吉田アミ岬多可子、山本ふみこ、三角みづ紀村上知彦高取英檜垣立哉(順不同)
・全書肆データ、略年譜

現代詩手帖 2010年 03月号 特集「やまだ紫の世界」に「紫のうつくしい人」を寄稿しました。やまだ紫さんが描いたものとは?というところから、80〜90年代の女性マンガ、青年誌のムードについても触れてます。井坂洋子さんと白取千夏雄さんの対談は、ほとんど決定的なやまだ紫批評にもなっていて、読み応えあります。マンガ家では、こうの史代さんがエッセイを寄稿されていて、描き手としての視点で、書かれていたのが印象的でした。

そして、再録されている「番人」のコマ割りがすごい気持ちよいです。やまだ紫さんは、言葉の人というイメージもあるけど、ほんとうにマンガがうまいんですよね。白と黒だけで構成される世界で勝負されているところがかっこいいのです。

やまだ紫さんについてのマンガ批評は、WebDICEの連載「マンガ漂流者」でもとりあげております。こちらも読んでみてくださいね。
http://www.webdice.jp/dice/series/15/?p=2