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寄稿しました。「ユリイカ2011年11月号 特集=やくしまるえつこ」

お知らせ

【書き下ろし短篇】
寿堂 / やくしまるえつこ

【Tributes】
世界の中心で、やくしまる / BOSE
やくしまるさんの世界 / 原田郁子
見たことあるよ、やくしまるえつこ / 伊藤ガビン
つまみ食い / 土屋亮一
コーラと 「あの娘」 とやくしまるえつこに捧げるラブレター / 神田恵介

【一問一答】
やくしまるえつこへの質問状。〜
   松岡正剛 坂本龍一 秋田昌美 宮沢章夫 茂木健一郎 新房昭之
   BOSE(スチャダラパー) イトケン(d.v.d) 大谷能生 吉田アミ 真鍋大度 今日マチ子

【Anthrocosmology】
相対性理論と科学または学習あるいは SF / 北野勇作
正しいやくしまるえつこを理解するための、たくさんのヒント / 茂木健一郎
アインシュタインさん・キュリー夫人やくしまるえつこ / 小林エリカ
リーディング・ストーリー イージーライフ。あるいは昔ここにいてもういない(政治少年)のこと。 / 大塚英志
しらくらゆみ


【〈少女Y〉 の肖像】
やくしまやくしまやくしまるまるまるまるま / 湯浅学
ソーシャル・カルチャーのプリンセス やくしまるえつこは編集2・0の夢をみるか / 円堂都司昭
辺境郵便局 / 松村正人
幻想
まぼろし
の不思議少女 / さやわか
やくしまるえつこの輪郭 素描される少女像 / 菊田琢也

【往復書簡】
いがらしみきお×やくしまるえつこ
幾原邦彦×やくしまるえつこ

【イラストギャラリー
やくしまるえつこ画廊

【Hommages】
詩小説やくしまるえつこ物語 / 吉田アミ
中学校の地獄先生 / 冨永昌敬
予言の先 / 近藤一弥

【Inherent V(o)ice】
えっちゃんのコトダマ / zAk
息づかいと指の距離 / 渋谷慶一郎
技師 ミーツ ガール / 米津裕二郎
風景を増殖させる声 / 新津保建秀
ケフレンシー越しの恋文 やくしまるえつこと 「声のテクスチュア」 / 神田川雙陽
音楽の暗号化 やくしまるえつこの 「声」 に寄せて / 仲山ひふみ

【無限のエチュード
やくしまるえつこの演劇性 / 土佐有明
RECONSTRUCTING GIRLS やくしまるえつこ初音ミクをめぐって / 鮎川ぱて
いつか革命される物語のために やくしまるえつこと(の)アニメソング / 上田麻由子
やくしまるえつこ解析 メディアとテクノロジーの側面から / 齋藤あきこ
「一か八か破壊しようか 世界の仕組みを」 / 守屋千博

【資料】
やくしまるえつこ活動記録データ(+不定期私的メモ) / 編・著=守屋千博・山下樹

まさかの「詩小説やくしまるえつこ物語」という小説を書きました。

サンプリング、カットアップ、コラージュと詩的飛躍をもってして、やくしまるえつこの本体に虜になって取り込もうという狙いの「恋愛小説」です。しかも、エロいよ!今までやったことないことに挑戦したので、みなさまの感想、反応楽しみに待ってます!来年は恋愛小説家になります。

他の執筆者の文章を面白いです。特に「声」について書かれた論考が多くて、自分の問題としても読め、思いのほか楽しんでしまった。このまま「声」にまつわる議論がすすめられればいいですね! 特に声質とかどうやって身体を響かせているのかとか、話は尽きません。

それからミュージシャンの文章が多かったのも面白かったね、ユリイカ。ミュージシャンは身体的に彼女の特徴を言い当てるので、ハッとするような発見がある。原田郁子さんが彼女の体をマッサージしたときにすごく冷たくて背中に亀の甲羅のようなものがあったという話と湯浅学さんの柔らかそうに見えるけど間接は固そうだ、という印象が一致。音楽と身体なんて関係ないと思うかもしれないが、歌を歌っている人は身体にものすごく左右されるものなので(ダンサーと同じです。基本、アスリートです)そこを指摘するのは重要だったりする。あと、湯浅さんの文章気持ちよすぎる!こういうのが今足りていない批評だと思う。

と、他にもここに書かれてないことで思ったことを少し、Twitterで書いたのでこちらにも転載しておくね!

以下、どーぞ。

やくしまるえつこの特徴。唇に声を当てないように出してる。喉を解放して、腹式呼吸でいっきに突き抜ける。弛緩しつつも身体は芯で緊張している。表面は柔らかいが内部は固いイメージ。唇に声を当てないと中性的になる。女性はセクシーさを出すため唇を使って出す人多い。

永井君のコーラスと対照的。永井君のほうが甘さを出すためか、唇に声を当てていた。自分に酔ったうっとりした感じに。椎名林檎とかの巻き舌ぶりとかを思い出してみるとえつこと対照的だというのがよくわります。舌もあまり動かしてない。えつこは微動だにしないで声を出す。だから棒立ちで出すしかない。

棒立ちなのは演出とかじゃなくて、声出しやすいからなんだと思います。あと、運動神経があんまりない気がする。しかし、正確に刻めるのは完璧主義者なところがあって、実はものすごく鍛錬したんじゃないかな、と疑っている。『ノルニル』は少しリズムズラしたりして、ちょっと感情的になってきたよね。

すっかり、やくしまるえつこ研究家に!えつこに魅了!声に関してだけなら分析できるわー。映画美学校で教えるかもなので、声について言葉にする練習しておこう。自分ができることをミュージシャンは言葉にしなさすぎる。唄っている人は感覚的にわかるので特に言葉を必要としない。

たまにはミュージシャンっぽいことも書いておいたよ!!!

具体的にやくしまるえつこっぽい声を出したいという人は口腔内を広めにとる。舌を喉に押し当てて、舌ったらずにすると広くとれるよ。下顎をひいて、上顎を意識して。腹から空気が頭の上を抜けて行くようなイメージで響かせよう。棒立ちで微動だにせずに。くちびるに息をあてないように。さ、し、す、せ、そ、と空気を吐き出す系の言葉を使って、ブレスを意識するのも良いね。て、で抜ける感じもよくやるね。てっていう言葉を使うときに少しうわずった感じに。そう、少しここで顔を上げる感じ。リズムをとらないことで正確なリズムをとる。踊ったりするとそれだけ身体が邪魔して遅れるし、意識が集中しない。自分を機械だと信じ込んでサンプラーみたいな気分でね。自分の声には絶対に酔わないように。真似するとわかるけど、カタルシスはないね。しかし、声を身体に響かせる単純な気持ちよさがある。