吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

2005-10-24から1日間の記事一覧

ひとは、問題に直面したり、ストレスを感じたり、自分に自信を持てなくなってしまったとき、特定の価値観を崇めたり、物語にハマッて安心しようとしたりする。

価値観を全く持たない人なんて正気な人にはいないし、物語(=ストーリー)を全然信じない人もいない。そういった約束事や共同体意識がなければ、他人とコミュニケーションを取っていくのはひどく難しいし、「僕は誰?ここは何処?」のアイデンティティー喪…

世界は寒い それはみんなにわかってくる、そしてあちこちで火事が起きる。

なぜって、あまりに寒いからさ。(「ラジオのように」ブリジット・フォンテーヌ)

人間という存在の根源的な弱さやはかなさと同時に、

生命の連続性と永続性といった感覚を伝えようとしてきたのである。(メレディス・モンク/「ブックオブデイズ」ライナーより)

あるひとつの時代を、

もうひとつの時代を通して見ることができるという観念、すべてのものが同時に起こりうるという感動。そして、歴史とはひとつの理想なのであって、現在は永遠なのであるということ。(メレディス・モンク/「ブックオブデイズ」ライナーより)