吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

ケビンドラム

ケビンが来てる。ケビンって言わずもがな、Kevin Drumね。
 ケビンが来るのは今回で二回目だ。前回も拓さんがらみでライブがあったが、今回もまた、ライブが盛りだくさん。昨日はシアターPOOで大友さん、さっちゃん、拓さん、ケビンでトリオ。今日は、東北沢のギャラリーで拓さん、ゆうた、ケビンのトリオだ。
 この現代Hights Garallyに来たのは、はじめて。半地下のギャラリーへと階段を下りると、ドアーがある。そこを開くと、まだ、出来てまもないので、塗料のにおいがぷんとする、白くて、木がぎざぎざしてて、こじんまりとした空間が広がる。
 もう、1セット目は終わってしまっていた。ちょうど、1セットと2セットの休憩で、場内は和やかムードである。カウンターでワインを一杯、イタダキ、ふと、辺りを見渡すと、19761977のふたりと、ナツコちゃんが居た。奥には宇波君がライフジャケットを着込み、釣り人のよな格好で釣り人が座るに違いないというあの折り畳み式のイスに座り、今にもワカサギを釣るんじゃないかというような出で立ちであった。
 くだらない雑談で話を咲かせている内に、2セット目がはじまる。渋々と音を出しながら、ちょうどいいあんばいの引き際で、音が重なり互いに譲りあう音だ。けれど、このメンツならもっと良い音が・・・と思ってしまうのは、無い物ねだりか?
 まーそんな幸福な音の絶え絶えである。
 サックスしょった、大蔵君に夜行人間で一緒にやんないか?なんて口説き落としたり、ヤナガワさんの帽子が拓さんじみてたりってそれは、理由があるのだが・・・、キャップがイカシた格好で渋く小泉(政治がらみの人)に似ていたり、360°から直にCDを出す人(名前は秘密。決して名前を忘れたわけではない!)と出会ったり、竹田君がその酔っぱらいにオッサンにキムタクに似ていると絡まれたりしている内に、打ち上げでそのまま昨日と同様に雪崩れて、ケビンが豆腐ばかり食べ、メニューに刺身がないことを悲しがった。ケビンにすっげーむかし出したCDをあげたら、ケビンのすっげーきれいな泣きたくなるような写真のジャケのCDと交換してくれた。ずっと、前にあったときよりもずっと、優しく寛大な感じに見えた。
 音と人と音楽性は必ずしも一致しないが、まーこうゆう符号もあるのさ、なんてふと、思う。なんかこうゆう柔らかな感じもいいね。