こさめちゃん/小田扉
モノローグがたっぷりあって、表紙と中身のイメージがまるで違っていた。
絶望していても最後にさらりと救いの手をさしのべるような不思議な読み口。
それくらいの薄い優しさがちょうどいい。
黒田硫黄の「黒船」を読んでいて五十嵐 大介の「そらトびタマシイ」を思い出した。ふたりともこった料理を作っているところが。
グロテスクな料理だったけど。どっちも。
性欲と食欲は似ていると小田晋だっけ?
違うか。
あんまりエロ描写がないのにもかかわらずエロく感じるのはそういうことかな。
とふと思ったり。
肌の質感がみょうになめかましい。ねっとりしている。
諸星大二郎のマンガもそうゆうふうに感じるけど。単に筆のタッチが似ているからか?