吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

手描きの振り子が数式に合わせて動き出す─MSが取り組む新技術

http://www.zdnet.co.jp/news/0310/31/nj00_msr.html

人を中心としたコミュニティ実現を目指す

ラシッド氏は通信分野でMSRがフォーカスしているエリアを二つ紹介した。そのうちの一つは、人物を切り口にした情報管理を行う“ソーシャルコンピューティング”だ。例えばある情報をネットワークで共有する場合、グループで共有する情報とグループメンバーの関係は不明瞭だ。誰がどの情報に対して興味を持ち、あるいは深い知識を持つかといった、背景となる情報はわからない。つまりシステム上、情報とメンバーの距離は同じだが、実際の人と情報の関係を整理すると、ある情報に近い人もいれば、遠い人もいる、ということなる。
そこで人間と情報、それぞれの相互関係を研究するため、MSRは「wallop」というWebサービスで実験を行っている(現在は限定ユーザー向けの実験サービス)。このサービスではグループメンバーをさまざまな切り口で細かくダイナミックに分類し、彼らがコミュニティの中で生み出す情報アイテムの履歴をトラッキングする。

例えば共有している写真の中に気に入ったものがあるとしたら、それを撮影した人物、自分の写真の好みに近い人物などを、ビジュアルで示したりできる。またある話題に関して興味を持っている人物、詳しい人物などを見ることも可能だ。

ココにはてなのおとなりマップの進化形態を見た。
溢れ返る情報を整理し、自分にとって有益な情報を自ら得ている感(実は操作されているわけだが)を求めたいというユーザーの欲求を満たしてくれるかも知れない。