吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

更新なんかサボちゃえ!エイエイオー

そういえば帰国したとき成田でイラクの査察団と一緒だった。芸能人を待ち構えるみたいに平坦なエスカレーターの周りにぐるっと報道陣が居て、なんかあったんかなーと思って通り過ぎたら、ちょうど私の真後ろにいた4,5人のおっさん連中が「おーバレなかったね」「バレないよ。顔割れてねえもん」みたいなことを口々に言っていて「あれ?もしやこの人たちが渦中の…」って思いつつそのまま外に出てバスの券を買いに行って戻ってきたら、おっさんたちぐるっと報道陣に囲まれてやんの。バレたんだなーと思って、ああそうだイラクの査察がらみの人かもなーと頭の回らないまま見てたらそこら辺にいた野次馬たちが口々に「なに?芸能人?」「ヤダ!ただのおっさんじゃん」「誰?誰?」と野次馬らしいカンジで騒いでいたので面白くて、その様子を遠巻きにデジカメで激写したりしていたら、近くにいたおっさんが「ねえちゃん、あれ、誰や?」と声をかけてきた。多分、写真を撮っていたので何者かわかっているのだろうと踏んだらしい。私はムロン「知らない人です」と即答。わからないまま帰ってきたら、TVでさんざんにあの様子が映されていたので冷や汗が。死相が出まくった自分の顔など見たくない。映っていなければいいの祈るような気持ちであった。
報道陣の中に居た女性レポーターは自前のノートにびっしりと聞くことをメモしていて、なんだかそれを見ていたら切ない気持ちになった。結局、彼女が尋ねた言葉は放映されてはいなかったから。あんなにがんばっていたのにね。スーツまで着てさ。