吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

はてな牛角

はてなキモイって話を加野瀬さんとニーツオルグのさやわかさんがしててオモシロイ。
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20040722#neats
http://www.neats.org/
以下、私が感じたこと長々とキモチワルイ感じでいろいろ書くよ。

はてなって牛角っぽいよねー。コストパフォーマンス良くって、どこにでもあって、安定してて。行ってみるとそんなに悪くないかんじ。
でも、よく見ると店員がみずから手書きのチラシとか配ってんの!客との距離感が近いの。金はらってるんだから、客と店員なはずなのに。超フレンドリー!クリスマスにはトナカイにサンタですよ!?そのセンスはどうかと思って気にするがよくみると周りは全部、この牛角的な雰囲気に違和感を覚えてない。そうか、この友達感覚はつぶしの効く感覚なのか。多数決が絶対だというのであればこれは間違った選択ではない。牛角的ムードは多くの人に受けいられる。そうだ、そうなんだ。巧いなー、と感心していた。
けれど、私はそーいうノリが生理的にキモチワルイ。id:みんなの「みんな」にいつ入ったんだ私。このみんなっていう言葉の気色悪さ。絶対的に正しいみたいな顔して近づいてくる気持ちの悪さ。ここからは盲信的なニオイがするからだ。個が全ではない。関係がない人には関係がない。そこで勝手に城を築けばいいわけで、ユーザーが全員、はてなのポリシー全部に賛同してサービスを使っているわけではない。そもそもそんなはてな万歳!なんてやつ本当にいるのだろうか?はてなの歌、斉唱しちゃうくらいだからいるのかな。そういう人こそ、加野瀬さんとさやわかさんのやりとりは見るべきだろう。さやわかさんの視点はそのまま自己批判として受け取れる。
話しは変わるが、今、思い出したけどナンシー関が小学生向けに書いたコラムで「うちは家でいつも焼きそばと牛乳がセットで出てきていて、やきそばには牛乳を必ずつけなければならないと思っていたがそれはどうもうちだけのしきたりだったらしい。だから、自分がふつうだと思っていることは実はふつうではない場合がある。ふつうを疑おう。」というよーなことを書いて物事をとらえる視野を広げよと啓蒙していたなあ。なんかそういう感じ。自分の中に毒を盛れっていう感じ?そういうムードが広まれば世の中はもっと生きやすくなるはずだ。

で、結局はこれ、趣味の問題に終始してるように思う。さやわかさんの趣味とはてなの近藤さんの趣味が相容れないように牛角ノリ、いいじゃない!つー人もいるし、キモイ!って思う人もいるしね。まあ、加野瀬さんは牛角ノリがいいと思っているというよりも、牛角を利用する人の立場になって書いてるんだけどね。私はどうもキモチワルイとこあるけど、そこさえ気にしなければ便利なので使ってるーって感じっす。なんで、どっちのいってることも、ほうほうと膝を打ちながら読んだよ。
それであと、おもしろいなーと思ったのはさすが、ネット歴の長い人たちのやりとりである。お互いを尊重しつつ、譲るところは譲り、相容れないところは相容れないという線引きが巧い。
このネタをニーツのさやわかさんが書いたとき、「うぉ!多分、加野瀬さん参戦!?ストリートファイトはじまっちゃう!?」とわくわくしながら最前列でポテチップの袋を開けて無責任にギャラリーを決め込んでいた私ですが結果、おもしろいものが見れたので得しちゃいました。最後は殴ったこぶしが交差して「おまえなかなかやるなあ」「おまえこそ・・・」とエースをねらえ!の藤堂さんと尾崎さんのケンカ、みたいでしたよ。あぁ。夕日がきれいです。
あと、加野瀬さんにはぜひ、「はてな紳士」の称号を与えたい。感情的にならないで相手の立場を考えてるところとか。さやわかさんも考えが一貫していて男気があってカッコイイ。サイトに記事別でリンクさせてやらねぇぜ!という気骨はブログ全盛の昨今、武士道のようさえも感じる(私が勝手に)。ああ、これが・・・どっちも素敵でヒロミ困っちゃう!ってやつですか。なるほどハハーン!読めました。こういう人はネットでも現実でもモテると思うのでみなさん、モテ手帖にメモっておくといいですよ〜。
追記>つって、名前間違えてたら意味ないやんか!アタイのバカ!バカバカ!ぜんぜん、さわやかじゃないよ!
逆リンク!>http://d.hatena.ne.jp/yukatti/20040722

追記2>まあ、人生いろいろ千差万別十人十色だ。否定的意見がないのもキモイし、客観的に見てどうとかいうのも書くのがオモロイとは思ったけど、コレ書くことで私の考えを押し通したいわけでもなんでもないんだけど、書けば書くほどそう思われるというジレンマ。ネタ的にオモシロク書きたかったけどなんかそういうわけでもなくなってるのでもう、このネタは打ち止め。なんかつかれた。下手に突っ込むなということだろうか。めんどくさいなあ。世界はもっと自由だと思っていたが意外と不自由なのだろうか。ツッコミができないようなネタはオモシロクも何ともない。自分の感情が一番だと信じるなら誰の言葉にも惑わされず、自分の感情だけを信じればいいって思ったよ〜。