吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

JAPANが勝っチャイナ

とかいうくだらない言葉を思いつくくらい興味のないサッカー。ライブが終わった後、てくてくと下北の町を歩いていたらちょうど白黒がはっきりしたらしく、街頭にあるTVを観ていた若者どもがどよめいた。あれを見るたびに思うのは、TVの普及しはじめの日本はこんな感じだったんだろうなあ、ということのみだ。時代は繰り返す。同じ過ちを繰り返さないで!過ちってなんだという話。
その後、代々木で友人らと合流し、久しぶりに朝まで飲んだ。いまどきありがちな豆腐を豆富などと書いてよろこんでる系の墨で書いた文字の大衆居酒屋だ。いけすかないがアレだけ飲んで2500円は安かった。最高にコストパフォーマンスがいい。早い時間から「白木屋」という焼酎650円に切り替えたのが良かったのだろう。650円の焼酎をよろこんで飲みつづけられる大人というのは最高にカッコイイ。かっこいいはずなんだ。
途中、私があまりの眠気に撃沈したが、私が眠ったあと、とめどもなく下ネタオンリーになったらしいのでひじょうに残念だった。しかし、なんで私は友達の初体験などをまんべんなく全部知っていなくてはならないのだろう…という歯がゆさはどこふく風か。大人になるということはこういうことだ。バカになれとはいうが、ほんとうにバカになることはないのに。酒は人をバカにする。
ライブのあとだったのでみんな機材を大量に担いでいて、それをどこかにおきたいと言ったらバカな女の店員が「困ったなー」と言ったのでそのあとみんなで「困ったなー」というのが流行した。困ったなーって困ったのはこっちだよ。「盗まれたら責任取れないんでぇー」とか言われてもがらがらの店でこんなでかい荷物を盗むやつはいないだろう。居たとしたらそれはバカだ。酒は人をバカにするというがそれはどうも本当らしい。