吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

吉田アミ ささやきのパフォーマンスを聞く。ライブレポート(写真あり) [絵文録ことのは]

http://kotonoha.main.jp/2005/04/27ami_yoshida.html
と、いうことでことのはの松永さんがこのあいだのライブレポートを書いてくださったよ!自分の顔が気まずいのは毎度のことなので毎度、軽く落ち込みますがそれが現実なので受け止めるしかなかろう。女子十二楽坊にしか興味のない人をつれこむとは栗原さん恐るべし。栗原さんは一応、予備知識があったので破壊力はなかったと思われる。共通の音楽の知り合いも多いということが最近発覚。思ったよりも世界は狭い。

捕捉しておくと、オフサイトはライブハウスというよりもギャラリー&フリースペースで、ライブハウスのように観客とステージの距離がないため、客と演奏者が同じ音を聴くところが特徴だ。オフサイトができる数年前までWrKが国立のKIGOMAというギャラリー(閉廊)がやはり同じような演奏者と聴衆のポジションを確立していたように思う。あとはUPLINK FACTORYなどが出来て、今までライブハウスでしか音楽は聴けないと足を運ばなかったような人たちがカジュアルに音を聴きに行ける雰囲気がでてきたように思う。一方で、クラブなんかも流行っていた時期でもあったわけだけど、音を真剣に聴きたいという層がそういった場所に流れていったように思う。私の記憶によるものですが。
特に音響派の一定義を私は「観客と演奏者が同じ音を聴く」ということを重要視していた人たちのことじゃないのか、と思っている。音響派とか書いてるだけでこそばゆくて死にそうになってきますが、他に言葉がないので、とりあえず。
で、オフサイトは場所がら大きな音を聴かせることよりも小さな音の中の複雑な機微を聴くにはうってつけの場所であった。爆音とは反対の微音から発見しようという心意気を持った人は当時すでに潜在的にいて、その人たちが気軽に出来る場所として発見し、集まり、次第にオフサイトが重要な場所になっていったと思う。

新しい音楽ができるとき、そこに観客や場所がなければなりたたない。あそこに足を運んだ人は歴史の生き証人となったと言っても過言ではないだろう。イギリスのWIRE誌なんか何回も取り上げてますし(笑)。あんな小さなスペースを。

しかし、私のやっているインプロはまったく先入観なく基礎知識もない人が聴くというところまでたどり着くのがむずかしいといわれる音楽なんですがこうやってネットなどを通してまったく普段興味のない方がいらっしゃってくれるというのはとてもうれしいことですがその一方でなんだこりゃと驚愕されると非常にざまあみろという気になれるところがポイントですね。
音楽なんてこんなんだから、こうだから、こうでなくちゃみたいに既成概念でがんじがらめになって不自由な人にこそ観てもらいたいものです。自由になれると思う。私はこんなんなんではっきりいって大体のことに関して寛容です。寛容という名の無関心というのかも知れませんが人をバカにしたり見下したりするようなことができるほどご立派ではないという謙虚な人間な一方で横暴です。それはどうでもいいです。

何かを誰かの前で逃げ場のない状態で表現する覚悟があるということはそれによって誰かを作用してしまうことを自覚していなければできません。
別に誰かを変えてやろうなどと乱暴なことは思わないけれども少しでも観て、誰かが何かをその人なりに感じたりしてもらえれば私はそれで良いと思います。一番、残念なのは「これは○○だから」と決め付けて考えや感情が動くのを拒むことだと思うので、先入観なく何かを観れほうが感情は動きやすいのかも知れない。

私はよく、知らない人を観て、何だこの人最高にかっこいいじゃないかと有名無名関係なく興奮できて先に好きの感情がやってきてその感情を裏取りしてくうちにいろいろ知ってもっと好きになるということがある。私は自分の好きという感情のみしか信じられないので信じないことにしている。まあ、それはそれで正しい。

あと、インプロとはまったく違うベクトルでうやっているカリドルはポップなつもりですがこういう音楽を知らない人よりも知っている人に驚愕されがちな音楽です。何故か。まあ、どうやって作ってるのかああなるのかは私もよくわからないところでわからないというところをわからないまま模索するという無自覚さが売り。カテゴライズとかジャンルとかどうでもいいというか、むしろその1ジャンルになっていたいと思うのですがどうでしょうか。アヴァンギャルドって楽しいなあー。

あと、栗原さんのとこでも少し。2005-04-23 - おまえにハートブレイク☆オーバードライブ

アルファブロガーとねんごろになって巨大なパブを!という壮大な計画を企てれそうです。企てませんが!誰か参謀になってくださいってそれじゃあ、経過が結果で結果が経過で目的が手段じゃなくって手段が目的になので意味がありませんネ!

追記>栗原さんも感想を書いてくれたよー。
http://d.hatena.ne.jp/ykurihara/20050428#1114651949
そうそう、うっかりして紹介しそびれて今したが、増田聡さんも!!!!!
http://d.hatena.ne.jp/smasuda/20050424

触覚や視覚はをコンピューターに奪われてもまだ、聴覚は余ってるし、食感も残ってるのでその辺を鍛えていくブームってことで音楽を聴こう!となるとイイデスネ。