吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

吉田アミ + Christof Kurzmann / aso

http://www.japanimprov.com/cdshop/goods/erstwhile/erstwhile-047.html
 ということで、申し遅れておりましたが、Japan Improvで通販が開始しましたのでお知らせ。

 NYのhttp://home.att.ne.jp/theta/ny-jazz/erstwhile_top.htmlから発売されました。
 詳細→http://home.att.ne.jp/theta/ny-jazz/erst_047.html

 せっかくなので、スタッフ紹介など。

 ジャケットのマテリアルに使った写真は美術家でミュージシャンのasuna君http://fox.zero.ad.jp/cocoa/によるもの。独特の空気感がある写真で具象を抽象的に捉えてカラーとしております。深遠で凍えて暗い、ウィーンの冬のようなイメージです。

 デザインは竹田大純君。中ジャケットのフォントはもっとシャレたものだったのですが、アメリカだとフォントに意味を持って読む人がいるそうでシンプルなものに変えました。日本人が「かぶき文字」みたいなのを見る感覚みたいなのがあるそうです。オモシロイですね。

 ちなみに薔薇×薔薇のチラシのデザインやカリフォルニアドールズのジャケットなども彼によるもの。他でもデザイナーとして活躍されておりますよー。マテリアルを生かした配置がうまいです。

 てなわけで、デレクションは自分でさせていただきましたー。今年もなんだかんだ言って5枚出してますね。コンピも含めてですが…。気がつけば30枚以上CDを出してますね(公表してないのもあるが、ユリイカでまとめられてる…)。1997年から真面目にはじめて、30枚というのはけっこう、驚異的です。いかに、来るものは拒まなかったかが、わかりますね。老いてなお、野心的です。いや、老いというにはまだまだ早いわけですが。海外からのリリースが多いので日本で手に入りにくいわけですが、地味にやってますね。

 来年は再プレス+αリミックものが出ます。あと、ほんとうは3件ほど海外から依頼が来ているのですがまだ、ちゃんと決まってない&決めてないです…。おいおい、お知らせしていこうと思ってます。長いのでたたむか。
 文章関係もかなり書いてます。今までの仕事一覧を見るとわかりますが、ユリイカがバブルになってますね。それより前にもちょこちょこレビューなどは書いておりましたが、わかりやすく仕事量が爆発したのは去年から。もともと書く媒体の近くには常にいたわけですが、書く人という認識がされていなかったのでそれまではあんまり頼まれていませんでした。最近は昔からの知り合いなどに思い出したように頼まれます。出版社に入ってエラクなってたりなんかして。もちろん新規でも頼まれるようになったのでとてもうれしいです。もっと、マンガとかのレビューも、もっと書きたいです。もっと、もっとってどんなに仕事が欲しいねんって勇みっぷりですが…。ソクーロフ武満徹の文章はいろいろ褒められたのでうれしかったです。こんな文章書くなんて意外…みたいな。毎回、期待を裏切りたいですね。

 来年はうまくいくと創作系の何かが出ちゃう予定です。そしたら、多分、ブログのコメント閉じるかはてなから去って行くでしょう(予言)。自意識に苛まれノイローゼになるであろう内容なので、もう、私の余生は茨の道決定なのです。それは出したいから出す、なんて生易しいレベルじゃなくって、出さなきゃいけないから、出すみたいな妙な使命感だけが私をつき動かしているわけです…。できれば逃げ切りたい問題なのですが逃げ切れないのと、いい加減対峙しても大丈夫なまで大人になってるだろうという判断で絶妙のタイミングで世に出るでしょう…。出なかったら出ないで私はいいのですが、私が不幸である分、私以外の誰かが幸せになるのならいくらでもこの身を犠牲にして…とか、自己犠牲だと書くことで昇華して逃げようとする魂胆が気に食わないですね。きれいごとを書いていると本人は気持ちがいいですが、他人は気持ちが悪いので注意したいものです。

 まあ、いろいろと悲惨な方向を見せつつ、自分にしかできないことをただ、やるだけしか能がありませんが、今後とも呆れずお付き合いいただけたらと思っております。