吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

何してんですかと言われるので

 「ぜんぜんサイト更新してないですねー!何してんですかー」と言われるので近況でも書いておくと、体調が悪いというしょうもない話になってしまうんですが、週末にその分ごちゃごちゃとやる予定です。あと、上に書いてますが関西に行く予定です。今回は遊び半分旅行ときどきで行くので客の入りによって貧乏くさくもゴージャスにもなる感じです。物販もろもろたくさん持っていきますので関西方面の方、この機会お見逃しなく。めったに行かないので。何かおごってあげよう!とか、観光連れてきますよ!とか、呑みましょうよ!的フレンドリーな何かあればお気軽にお声をかけてくださいませ。あんまりなんにも考えずに行きます。交通費節約のため夜行バスかなー。飛行機の苦痛を考えるとバスってめちゃくちゃハッピーな乗り物だよね。足のばせるし。前回の北九州ツアーのおかげで自分の限界が少しわかりました。無理したくないですが、飛行機、新幹線などで荷物の移動をするほうがたいへん。でっちが欲しい!それを思えば車は意外と楽です。湯水のごとく使えるお金なんてないんだよぉ。印税生活なんて夢なんだよ。
 
 先週の土曜日には本棚が来て浮かれ調子で部屋の本整理にいそしんでいたら持ち前の集中力を発揮して、水分取らずに7時間ぶっとおし、休憩なしでやってたらイキナリ具合が悪くなりました。医者に有り得ない…といわれるわけですが、私はほんとうに集中するとダメなんです!体調2の次なんですよね。だから、イキナリ感が。やりはじめるとキリがつくまで止めない病。ギリギリまで寝ない病。ってこれ、一種の強迫神経症だと言われましたが、そんなこと言ったらなんかやってる人なんて全員そうじゃねーの!?つーか、テトリスだよ!テトリス!!隙間埋めたいじゃーん。人間として正常ですよ!でも、本棚片づけてるだけで体調悪くなるってさあ、生き物としてどうなのよ。って、この書き口は最近、読んだ本谷さんの『生きてるだけで、愛。』っぽい。中途半端なメンヘル、サブカル、文化系女子demoセックスで補完できるくらいの自己顕示欲の珍しくない女の子のお話として秀逸。他人のブログとか日記とかいちいち読むくらいなら、こうやってまとまって、お話となっているほうがオモシロイです。オススメ!
 
 部屋掃除したら、けっこう巻数がたんないマンガが出てきて、それを補完しなくちゃなあという気分に。人に貸して忘れすぎなんですけど。ダメだなあ。
 
 体力を回復を優先してます。体悪いと何にもいいことないよね。気分も晴れないし。って、景気に悪いこと思ったりしてると、今さー、次号の『nu』に載せるよりぬき日日ノ日キのゲラチェックしてンだけど、2005年から定期的に「体調悪い」って書いてンだよね、私。もう、泣けてきた。可哀想すぎて。おまえ、体調良くて楽しくて仕方ないのなんて瞬間でしかないんじゃないの? と思えてくる。3年も健康に不安を抱えながら生きてるのかよ、私は。そりゃあ、気分も落ち込むよ。ああ、体調良かったらもっと呑めたのに!とか思ってる自分が情けないです。良くなってる感があったんですが、土曜日に久しぶりに病気の症状が出たので一気にやる気がなくなったりしました。もう、本気で嫌だ。だんだん、怒りが呪いを帯びてきてるもん。諦めまで到達するにはどうすればいいのか。杉浦日向子の菩薩な心境に近づきたいものです。あー日本酒1升とか呑みてえなあ!
 
 といわけで、ヨガでもやろうかと思ってんだよねー。なに、その漠然とした決意!あと、ジョギングとか? 水泳は病気のアレでダメらしいので、ダメっぽい。いろいろ制約があるなあ。でも、何かやりたい。
 
 選べるものがないのがいいとかのたまいてる言説を読むと、選べるものがない不幸を知らない幸せな人間の意見でしょと。ほんとうは選べる余地があったほうが絶対いい。たくさんあるから選べないより、これしかないの切迫感で選ばされたら、きっとあとで恨みます。絶対に間違いがない選択が、あらかじめ決められるなら話は別だけど、そんなみちびきエンジェルな決断主義はないわけで。

 今週号の『モーニング』のよしながふみの「きのう何食べた?」を読んで思った。この無心感が現代人には足りません。料理ができないという独身男性・女性諸君はやらず嫌いなだけであって、やったらハマると思うんだけどなあ。料理だと思うから気構えちゃうけど、ゲームだと思えばずいぶん気が楽だと思うんですがどうでしょうか。錬金術ですよ。マリーのアトリエですよ!牧場物語ですよ!何も考えずに生地とか捏ねてぇなあ。煮込み料理とかな。攻略感など考えると料理本としてウー・ウェンさんはオススメです。カレーとパスタができればいいんじゃないのかな。パスタ。まずは、そこからはじめてみよう。簡単だってば。手羽だってば。スローライフなお洒落な女子のカフェ飯はたいてい塩の振りが甘いので塩を追加するとおそろしくうまくなること請け合い。出汁は利いてるのに。塩って大切よぉ。ふれるかふれないか。ない袖は振れないか。ふるのはいいがふられるのは嫌だなのか甘いこといってんじゃねー!は基本ですが、意外なことに砂糖も大切なんです。やっすい野菜とかだったら糖度低いから煮込むとき砂糖追加するとあほらしくなるほどうまくなったりします。砂糖と塩の加減さえ制覇すれば一段、うまくなります。失敗するととんでもないことになりますが。特に砂糖。取り返しつかない度でいえばハルマゲドン級。
 
 人と話してて今まで一番良く言われるセリフが「アミさんのボキャブラリーってマンガとゲームとアニメでできてるんですね!喩えがぜんぶそれだもの!」。
 
 ピンポン!正解。他に何か要りますか?