吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

木の芽時は危ない

 という言葉を何度日記に書いたかわかりませんが、脳内にインプットされています。春から夏にかけて頭がおかしくなりがちですが、これは呪いですね。いやー数年ぶりにひどい状態になりました。根本的に自分が狂っているのを忘れていました。まずいまずい。しかも狂い方がハンパないので、他人に理解されません。説明する気も起きないのですが、幻聴が聞こえる、幻覚が見えるとか、そうしないとダメという強迫神経症みたいなカンジになってくるので、あとになって考えてみると滑稽だと笑えるんですが、笑いの余地がないと、周囲がドン引きに。まあ、他人の目のないところで狂っているので大丈夫です。人に迷惑をかけないためには、心身ともに強靭でなければならない。とか「人に迷惑かけない」ということがまた「ルール」になっちゃって、そうしないためにと自分を追い込むというパターンが。先月の赤塚特集に出演した自分に励まされたよ。あと、根本敬さんの「でも、やるんだよ!」とか。

 でも、狂気と対峙すると、面白いんだよね。だって、わけわかんないもん、と赤塚DNAを正しく遺伝。これぞ、前衛道。いろいろと誤魔化して生きていくのは楽ですよ。しかし、白黒はっきりさせないと次に進めないんですよ。エエ。そして、自分自身の欺瞞に気づいたりするわけですよ。自分の醜い部分なんて、見たくないわけですよ。目を逸らすわけですよ。そこを、敢えて抉じ開けてガン見。これが私の生き方。というか、それしかない。もう、後戻りとか、保険とかいってらんない。窮鼠猫を噛むですよ。二束のわらじの片方捨てた。

 とかなんとか。

 あと忙しいことに酔う気持ち良さ、かっこ悪い。もう体調とか精神状態とか言い訳にできる年齢でもない。無風ですよ。目指すは水木しげるですよ。手塚治虫っぽくなってた。棺おけ屋。サブカル魂水木にあり!ですよ。腰痛がパねえほどひどくなってるが。筋肉の緊張が頂点に達しているが、改善方法がないわけではない。攻めるぞ。コーナーぎりぎりまで。峠、越えるぞ。なんか気づいたら左手が青血になってるし。頭脳線と生命線と成功線が長くなってるし。低血糖とかいうから、白米食ってないし。そしたら、自然と痩せるし。贅肉とか無駄。無駄。無駄が減っていく。あのときの研ぎ澄んだ自分が恋しい。ああ自分を好きでなかったら誰に愛されようか。愛さない。愛されても信じられない。信じない。

 やっぱ、大豆だよねー。イソフラボンイソフラボン。なんだか呪文みたいです。

 誰かに伝えるための情報を書いていると拒否反応が起こります。知っているのに何度も間違える。世界の無駄だと。芸術は無駄だ。美学はどうしてもそうしなければならない自分。自分に従え。無駄を愛する余裕がない世界はなんてまっ暗。消灯。暗転。光を。希求せよ。焦がれろ。願え。祈れ。それが、美しい

 やり直しが利かない世界は滅びろ。ルールは更新できる。何度でも。言葉は魔法。魔法は言葉。不幸せであることに甘んじて生きるゾンビみたいな人生から逃げろ。考えろ。信じろ。生きろ。生かされているなんて消極的な生き方、やめろ。生きたいから、生きている。それで良いじゃない。

 生きたいから、行くのだ。良く。息を吸って。声を出せ。理想を抱け。それを目指せ。世界を、その構成物である自分を愛せ。傷ついても良い。耐えられなくても良い。でも、何度でも立ち戻れ。おまえの代わりはどこにも居ない。誰かの代わりを演じるのは、おしまいにしよう。誰かの代わりにならないその現実を受け止めよう。自分の限界を知ろう。まずはそこからだ。大丈夫。根拠はないけど、言い切れる。すぐに結果を求めるな。大丈夫。言葉はゆっくりと、徐々に徐々に効いてくる。

 自分を助けられない人間が他人を助けようなんて傲慢すぎる。見ろ、見ろ、自分を。自分に手向けの言葉を贈れ。未来の自分の声、聴こえないのはその証拠。現在の自分は現在の自分が救うのだ。見つけろ。悩め。苦しめ。その先に希望があるのだから。困難は無駄ではない。安易な答えを望むほどあなたはバカではないはずだ。さあ、悩みなさい。

 と自分で自分にエールを送る。はて、これを神と呼ぶのか?