吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

『マンガ漂流者(ドリフター)』の作り方

 眠い。猛烈に眠いが今寝ると1日が無駄になりそうなのでこのまま起きようと思っているがいくらなんでも早すぎる。微妙な時間だ。

 なので覚書。
 http://www.webdice.jp/dice/series/15/
 というか、自分に対して言い聞かせ。

●その1「必ず現物に当たる」
曖昧な記憶ほど信用できないものはない。人は都合よく記憶を捏造する生き物だ。恣意的な情報は排除すること

●その2「推理」
手に入れた「情報」を組み合わせ、時には大胆に推理することも大切だ。見えなかった部分が見えてくる

●その3「90年代までは時代性を考慮する」
ゼロ年代になってくると何がどこでどう影響を受けているのかわかりにくくなってくる。しかし、90年代までは時代性を考慮したり、雑誌ごとの特色を調べるとけっこう分かることが多い。マンガはマンガだけからしか影響されないというマニアの考えでは判断できない道を見つける

というようなことをキモに命じつつ。結局、前提条件が整えて、説明し、他者と共有したうえで論をすすめないと批評はおろか、何も価値のない何処にも伝わらない駄文になってしまう。私が人の倍、いや、10倍くらい時間をかけねばならぬのはそれだけ自分に経験がない=自信がない証拠。経験は努力でカバーできるという望みを託して。

っていうか、女は嘘をつく生き物なのでほんとうにインタビューとかが当てにならないという事実!ほとんど憎悪に近い気持ちが沸いてくる。まあ、このへんはまた今度。取り上げた作家は嘘つけない人なので安心。作品に嘘ついたり誤魔化したりしない人は、オリジナリティがある作家の特徴です。もちろん思い違いは誰にでもあるのだけど。

終わる頃には自信を持って、「少女マンガ」は分かった!と言えるようになりたいものだ。すべては、最後の答えに向かって。