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佐々木敦さんの私塾ブレインズでの講義「マンガ漂流者(ドリフター)」。第3回目の講義、テーマは「新しいマンガ」。
マンガ家のデビューといえば、雑誌への投稿やアシスタント経験からやっと雑誌に掲載されデビューする。これが正統なマンガ家のデビューの仕方です。
しかし、マンガ家になる方法はそれだけじゃない!いろんな抜け道があるのです!
「となりの801ちゃん」や「猫村さん」のようにウェブやブログなどマンガ雑誌以外やメディアからデビューしたり、かつては、エロ本からデビューした岡崎京子、桜沢エリカ、「ファンロード」出身のおかざき真里、ながい健、80年代の同人誌ブームから注目された尾崎南、CLAMP、高河ゆんといったトップスター、いきなり単行本を1冊描き下ろしてデビューした西島大介、タイから逆輸入され、個人制作のアニメから火がついたウィスット・ポンニミットなど、マンガ賞を受賞しないでデビューしたマンガ家は意外と多い。
そんな変り種ちゃっかりデビューのマンガ家、90年代雨後のタケノコのように創刊しまくっていたマンガ雑誌の変なマンガ新人賞の紹介から、面白い新人を誰よりも早く発掘する喜び、そして、「これまでにない新しさ」とは何なのかを探ります。
異色デビューのマンガ家たちがマンガ界を面白くしてきた!彼らの軽やかな奮闘の歴史から処世術を学ぼう!