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16日からやっているハイバイの「ヒッキー・カンクーントルネード」のチラシにコメント書きました!ハイバイは大好きな劇団なのでお話いただいたときとてもうれしかったです。
以下、コメントです。
あなたはわたしのことを、わたしはあなたのことを、わかっている? それとも、わかっていない?
いるといないの間にあるのものは何だろう? あなたはわたしの何が「わかる」というの? あなたとわたし、こんなにも違うのに。どうせ、わかりっこないのだから、わかり合おうなんて最初から望まないほうがおりこうよ、って訳知り顔のあなたなら、そんな風に言うのかもしれない。「わかりたくない」と、誰もがどこかに引き篭もっている。でも、それって、そんなに悪いことなのでしょうか?
相手を「わかった」気になって、押し付けられた思いやりが空回る。ほんとうは、あなたのことを「わかりたい」だけなのに。どうせ「わからない」と諦める言葉の裏に、声にならない無数の「わかってほしい」が隠れている。
わかりたい、わからない、でも、わかってほしい。わかり合えない喜劇の中で、わたしたちはいくつ、隠された切実さを見つけらることができるのだろうか。