吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

心の立場を考えると

そこまでいけしゃあしゃあとありきたりな真っ当なことを言えるわけがない。絶対的に正当だと暴力的にごり押しする態度を取りたくない、美学。漠然と判然とするものの歴然と決まりきった言葉で収めるつもりはないわけで。
ただ、なんとなくそう、思う。
そう思って、うっすらぼんやり白々しくなって霧散していく。
霧散していく様子がひらひらと散るみたいに水の中で切れ切れになってく。
尤もらしいことばかり言えば白けて平たくなって何もない。もっと、ずっと、いい。
ほんのちょっとの気遣いがいやらしくなく押し付けがましくもなく、フラットに浸透して、この場限りの言い訳さえもが言い逃れみたいな風。
いつもいつもいつもどうかしてると思うけれど、どうもしていないとも思うけど。
有り得ないどこにもない。どうだっていいし、どっちだっていい。
深く物事を考えず。
目先のことだけに囚われて痛い。
宿酔いの頭で酒粕みたいな匂いでふんわり想う。思い悩む。
知恵の輪みたいな話。
終わります。