吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

大使閣下の料理人(1)

読了。
セクハラマンガ!さすが、ターゲット層がおっさんなだけあっておっさんの夢が満載だ。主人公は嫁を強姦して子供を作り家庭に縛らせてみたり、そもそもその嫁は他に婚約者がいたのに主人公が横恋慕!見事、略取したという経緯!それが男子たるものという妄執。淡泊な顔してやるときゃやる!というヤングなアニマル並。突然、有名ホテルのシェフをやめて単身、ベトナムへ行くと言い出し、当然のことながら嫁激怒!「女とは安定を求めるものなのよ!」とかなんとか言いながら実にあっさり「私、あなたのそういういくつになっても冒険心を失わないところに惚れたのよ…」なんつって、送り出しちゃう。まだ小さい子供もいるのに…。ベトナムでもやりたい放題。ストリートチルドレンに金を盗まれても「子供が悪いんじゃない社会が悪いんだ」と怒ることもしない主人公。なんていい人!やさしい人!日本円で30円くらい恵んでやるという気持のあらわれか。世話になっているベトナム人女性をバツ一子持ち!バツ一子持ち!と囃し立てる。小学生なのか、オマエは。さらにベトナム人女性はつき合っている男がいるにも関わらずなんだか主人公に惚の字みたいで、生着替えをのぞき見されて、挙げ句の果てに「妊娠したのに体の線がキレイだ」などと暴言を吐かれてもポっとなるわけで。北方謙三先生が言ったら、そりゃあポっ!もありかと思うが、こんなひょうろく玉にポッっはないだろうと激しく突っ込む私であった。随所にニュース23やサンデージャパン的エッセンスがちりばめられ社会までも切っていくオヤジの楽園。脱サラ→自分の生き方→少年の心を忘れないのコンボ技が炸裂!あまりのオヤジ臭にやられて、これ以上、読みすすめられません。続きは読まないよ。