吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

世界のクロサワ料理

http://9638.net/

軟骨のからあげを御飯の上にのせて食べたわけではありません。黒澤明がらみのそば屋さんで年越しそばを食べてきました。別にわざわざここで食べようと思ったわけではないのですが…(たまたま打ち合わせ場所に近かっただけ)。
日本酒は春霞をお燗してもらいました。お通しのそばみそのつぶつぶを箸でねぶりながらとりわさを待ちます。とりわさは臭くなくさっぱりした味でした。あらかた食べ終わったあと、そば。私の好きなタイプの腰が強くてアルデンテっぽい触感。つるつるずずずーとすすりました。そば湯はさらさらでした。
店の中では備長炭できびなごやら鳥の部位などを炙り焼くスペースがあって、食べなかったことが悔やまれました。奥には座敷などもあり、いやらしいことや固いまんじゅうなどを渡せそうなスペースが完備されておりました。やりませんけど。
トイレに芳名帳みたいなのがあって、そこにはここでおいしいそばを食べて良かったーとか鍋がうまかったーとかいろいろと心温まる交流があって目を細めて見ておりましたら、幼稚園くらいのガキがハムスターのメモ帳に「おそばはまだたべられませんがおにくがおいしかった」とか書いてある隣に「たいした店じゃありませんね」とまったく空気が読めない心ない言葉が殴り書きされておりいきなりイヤ〜な気分に。おまえは何様だ。お客様だとでも言いたいのだろうがそれをわざわざ書き殴ることでどんないい気持になりやがったんだと思ったら胸くそが悪くなるのでした。
あ、そうだ、こんな私ですが黒澤明の映画は一本しか観たことありません。黒澤好きな人たちが毎年、年越しはココでなんつって言ってる店で果報者といえるでしょう。店は並ぶことなく入ることができて、お店の人のサービスもいやみじゃなくって良かったですよー。また行きたい。そしてきびなごを食べたい。炙りものを食べたいんだ。

 どんなものにも黒澤の文字が。
 そば。つゆはだし強め。600円也。


場所は国会議事堂が見えるスグ近くです。なんで年も押し迫った中、国会議事堂周辺に行かなあならんのだろう…とか思いながら。


このあたりがテロの標的にされたらサッポロ一番が食べれなくなるかも知れないのでやめてほしいと思った。


空にはヘリ、地上には警察。年末だからなのか首相官邸が近いからなのか、警備は万全といったかんじ。ご苦労様です。