吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

言葉は廃れ、死んでいくのか。

絶滅のおそれのある日本語360語
http://www.sendenkaigi.com/books/natsukashi.html

朝のワイドショーなどでこの本をこぞって紹介していた。誰かが「言葉は生まれた数の5%使わなくなる。特に日本語はそれが特に早くて8%くらいだ」と言っていた。本当かどうか、知らないが言葉の流行り廃りが早いと、多くの人々が実感として感じていると思う。特にネットなんかで話題になった出来事が腐っていくスピードはナマモノ並の足の速さ。あっという間に食えないモノに成り下がり、死臭がたちこめる。人の噂も75日とはよく言ったものだが、ぶっちゃけ、電脳社会だとそんな猶予さえもままならない。よくて半月、そんなところが妥当だろうか。
さまざまな理由から、日常に馴染まなかった一過性の言葉は一発屋のように、パッと咲いて、どんどん淘汰され消えていく運命(さだめ)なのであろう。花の命は短いと言うが言葉の命も十分短いのかも知れない。スローフードがもてはやされる昨今、時代のあだ花となした言葉は、一体、いずこへ消えたのか。消えた言葉の墓場がこの世のどこかにあるという。雲のマシンで探しに行くのか。7つ集めると願いは叶うのか、叶わないのか。
叶わないに1票。

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逆リンク!http://d.hatena.ne.jp/tokyomonger/20040105#1073289480

「オーストラリアの小部族で仲間が死ぬと喪のしるしにボキャブラリーの中から単語を一つ消した。」

言霊って言うものね。いい話や〜。