吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

じめっと湿気ってる

うちに一日は終わる。29日から会社は休みである。休みの間は何をしているのだろうか。想像だにできない。週末。何もないなんて何ヶ月ぶりであろうか。なんだかんだで何かがあったような気がする。かくいう今日だって昨日だって能天気にはいかないわけだ。ホムペの更新などで忙しい。それが忙しいというのも道楽でしかないような気もするが気にしない。ヒマを見越して借りたマンガはローゼンメイデンと囚と赤灯エレジーであった。官能マンガの囚はともかく、赤灯エレジーはとてもよかった。が、検索で調べたらまったくといっていいほど、引っかからないのである。これはどういうことなのか。連載誌がヤンマガだからだろうか。ハチクロラブロマよりも純度の高い純愛だと思う。ので、興味のある方はぜひぜひぜひ、読んだほうがいい。世はまさに純愛ブーム。数年前のレディコミとかセックスシーンのやたらな過剰さはどこ吹く風だ。どろどろとした痛いくらいの純愛が人を平気で傷つけるような純愛が流行しまくっているように思う。そういえば、CRAZY FOR YOUなんてのも2巻までしか読んでないが救いようのない場所へ彷徨っていた。素直になればいいって問題でもないだろう。我儘だ。
で、あと、恋風の最新刊も買った。アニメとは違う悲劇的な(?)結末。多分、アニメよりも私は好きだが、桜の薗みたいにきっと忘れてしまうのだろう。はじめてのことなど軽がるしく少女は忘れて平気なのだ。感傷を背負うのは男の性なのだろう。現実的に。
隙間に舞城の煙土食い物を読む。大方、読み終える。3分の2は読んだ。さくさくと。暴力描写が相変わらずなのだがまったくぜんぜん、怖くもなくなんとなくすれ違ってそうなってしまった仕方のない例のような気がしてちっとも怖くもない。哀れむ。狂気とまでは程遠く。どこかに優しさが感じられる。そういう気がする。山本直樹のマンガでもそうだが、ものすごく残酷な描写をしても全然、そこになんだかわからない慈悲が感じられる。その辺が良心なのか。多分、もっと残酷になれる人は残酷だ。さそうあきらしかり。
乾いて人は簡単に死ぬ。いつかは死ぬ。誰もが死ぬ。死ぬとわかっているのなら血まみれになりながらも拳を上げて惨めにかっこ悪くあがくほうがずっといい。ずっといいような気がした。週末。