吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

第三回 ディック・ブルーナたん

第三回はオランダの善意・ミッフィーちゃん、うさこちゃんの作者・ディック・ブルーナたんです!

Dick Bruna (ディック・ブルーナ)
1927年8月23日、オランダ中部の町ユトレヒトに生まれる。出版社を経営する父の関係で、幼いころから本に親しんでいた。第2次大戦中はドイツ軍に追われ隠れ家で不安な生活を強いられたことも。'51年、24歳から父の会社でおしゃれデザイナーとし
て働き、本の装丁やポスター(Black Bearシリーズ)などをたくさん作る。この頃はなかなかしゃらくさいヤングフレッシュな作風であった。しかし、そのうちになんだかこれじゃいかん、と思いはじめたのか絵本をつくりはじめ、最初の絵本『りんごちゃん』完成。26歳で結婚。'55年『ちいさなうさこちゃん』発表。独特の色彩はブルーナカラーと呼ばれ、印刷にはマニュアルがある。
'75年、出版社をやめ創作に専念。現在もユトレヒトに在住。アトリエまでは毎日、自転車通勤している。妻がブルーナの作品をダメ出しする一番、きびしい読者であり批評家である。

ミッフィー公式
http://www.miffy.org/
ブルーナアトリエ訪問
http://www.angelfire.com/art/errorup/DickBruna.htm
■人物プロフィール
http://www.utrecht.jp/person/?p=49

ミッフィーちゃんの線は実に単純にできているように思われるが実はあの線を出すために毎回、莫大な量のラフを描き、清書するときはほんの数ミリずつゆっくりゆっくりペンを入れていくのである。ちょっと微妙にゆがんだ独特の主線なのはそのせい。ミッフィーは自己と他者とをしっかりわけるひとつのラインで形成されている。なにものにも屈しないその口元が誰からも愛される秘訣だろう。そんなミッフィーを生み出すブルーナたんはほんわかしているがものすごく頑固ジジイなのは言うまでもない。

※ちなみに西原理恵子のキャラでミッフィーちゃんが好きすぎてどうにかなっちゃった「みっひー」がある。きしゃーきしゃーと口が開き、怖い。友達はきちーやアンパンマンがいる。アンパンを吸わせに来るよ。宿敵は浦安のねずみ男

萌え度      ☆☆☆☆☆
おしゃれ紳士度  ☆☆☆☆☆
口髭上向き度   ☆☆