日記系→個人ニュースサイトへの移行
ちょっと気になってるのでメモメモメモ。人は何故、日記を書きたがるのか。そして何故、公開したがるのかということを考える手がかりにしております。
日々うろおぼえ記(id:nazoking)
http://d.hatena.ne.jp/nazoking/20031115#1068833823
蜂女の人には足元に及ぶべくもない上にあの人には当てはまらないだろうと思うからつまり全然関係ないのですが、自分も最初は日記みたいなことをしていたのにいつの間にかネタはりに成ってしまっているのでその心情をここに貼っておくとつまり「自分の中には語るべき言葉などなかった」という寂しいところに帰結するのです。自分の中の言葉など大したことはなく、というか引用元の人の言葉なんかよりおもしろいことが書けるわけもないのでそれを自分がコピペすることによって、なんか自分もおもしろくなったような気がするという感覚なのです。キーボード上からctrlとCとVのキーがなくなってしまったら僕は死んでしまうかもしれない。
確かに蜂は当てはまらないでしょうね。nazokingさんも指摘されていますが、読者を意識して書きはじめるか、読者を意識せずに書きはじめるかというところにヒントが隠されているような気がします。
以前の私は似たようなサイトばっかりで意味わかんねえよ!くだらねえ!と悪態をついておりましたが、実行するのとやらないのでは全然、違います。やってみないと見えないことがたくさんあるわけで、やってもいないのにやったような気になって人をバカにするバカだったなあと当時を振り返ります。やらないよりはやった方がいいし、やっているうちに不明瞭だった感覚が鮮明になっていくってのも、オツです。何もやんないで文句ばっかりいってるチキン野郎より百倍マシ。「キーボード上からctrlとCとVのキーがなくなってしまったら僕は死んでしまうかもしれない。」というのは詩的でいいですね。そのまま本のタイトルになりそうだ。ソレ、誰か書くんだ、一体。俺達、サンプリング世代!コピれー!
K氏の読む価値なし終日記(id:kimagure)
http://d.hatena.ne.jp/kimagure/20031112
うちの場合(証拠/一部)は、メッセで知り合いに「こういうオモシロ記事を見た」ってURLをガンガン投稿していた時に「これならニュースサイトをやれるかもしれない!」と勘違いして、スタートしたのがきっかけ。ホームページを始める→巡廻サイトが増える→オモロ記事を見つけて、紹介するようになる→オモロ記事集めにハマり、紹介数が増える→コメントや日記を書くのが面倒くさくなる→羅列型ニュースサイトへ、って過程だと思ってます、個人的に。
私もそれに近いです。お気に入りが日々増殖していくのを食い止めるために、掲示板でオモシロサイトを紹介したり、Bookmarkというページやリンク集を作っていたのですが、メモったあとに参照しにくくなんとかしたいと思ったのでした。いかんせんバカなので画像や内容を記しておかないとあとでなんだったのか忘れるということが多いし、あとでどうしても見たくなった時にページがどこだかわからなくなるという苦い経験も後押ししました。それでも最初は日記なんだから日記を書こうと思っていたのですが私は日記を書こうと思うとわざわざネタを作るために生活ををはじめだし(前の日記がそうだった…)ほっとくと日記にコントロールされてしまうので書きたいことだけ書くようになりました。もともと、日記は昔っから書いていたのですが、それにもいわゆる日記みたいなこと*1は書かずに、その時、考えていることや映画や音楽、マンガの感想、本の引用などを書いていて今の日日ノ日キに近い感じです。あと、中高の時に使用していた手帖の使い方*2や社会人になって使っていたネタ帖や新聞、ニュースのスクラップなどが加わりました。とにかく私は何かを切り取って情報やネタ、考える材料などを自分なりにカスタマイズして使いやすいようにするのが大好きな人間なのでその習性を存分に発揮できて更新が楽なはてなは水にあったというところでしょう。
先に習慣ありき、というタイプ。習性なので書くことは苦痛ではないし、ネタ集めももともとやっていたことの延長なので、無理はしていない。めんどくさい日や体調悪い日はテキトーだったりかなりイイカゲン。自分内ルールをゆるめに設定してあるのでこれだけ続けられたんだと思います。日記じゃないから書かない!とか、ここはテキストサイトだからサイトの紹介はしない!とか、ニュースサイトだからコメントは書かない!とかがちがちに決めると途端に続かなくなるダラシのない人間なので。けれど、実際に見ているサイトというのはテキスト系もWeb日記もURL言及型もBlogもはてなもなんでもよくってジャンル分けして良い悪いを決めることはなく、興味があるかないかがサイトを見る基準になっている、この私がどれか一つのジャンルに絞って何かをやるというのは不自然で無理があるのですよ。だから、バカサイトを紹介してみたり、ニュースや事件をネタにして書いてみたり、そうかと思えばはてな研究家になってみたり、仕事のスクラップだけ淡々とやってみたり、その日や時間によっていくつもの顔を使い分けているのです。他の人もそうだと思うのですが、どうなんでしょう。ストイックなサイトもクールでいいんですけど、私はそれだと疲れてしまうので今のペースや、やり方がわりと気に入っています。
ただ、最近はもうちょっと長めの文章や音楽の紹介、集めたネタから発展して考えた企画とかを出せるスペースも作りたいなあと思っていろいろ画策してますが、形になっていません。でも、がんばりますよ、自分のために。
追記:
恐がり - 模倣犯(id:kowagari)
陰謀史観的ブログ観測
http://d.hatena.ne.jp/kowagari/20031115#1068861231
元々面白文章や面白企画をしこしこ書いていた人たち(一次情報提供者)までもがクリッピングを始めて、クリッピングに時間を取られるので面白一次情報発信の絶対数が減って、結局大きいマスコミ(?)の発信するあんまり面白くない一次情報がたらい回しでネットをかけめぐって、大きいマスコミじゃない人たちの「取材力」と「表現力」を削いで骨抜きにするのがブログの遠大な使命のような気がしてきた。
全員が右ならえで流行のネタしか追わなくなったらオモシロクないわけで、それぞれがそれぞれ勝手に好きをまっとうしていくのが楽しく続けられる秘訣なんでしょうね。アニの言う危惧ももっともなのですが、流行に飛びついてやりはじめただけの興味のないクリッピングは最初だけで、淘汰されていくと思う。私の経験からするとですが。
この世には何が好きなのかわからないという無自覚な人もいるわけで、とりあえず、興味のあることを並べていく、というのも好きを見つける方法でしょう。それはそれで応援したいし、自発的に何かをはじめる、ということは良いことだ。あとは自分がどう楽しめるかがポイントなので何に楽しみを見つけるかはそれぞれが考えれば良い。きっかけは何だっていいと思う。ただ、何も考えないでなんとなく羅列していい気になって勘違いしてるだけだと意味ないですけどね、そりゃあ見せアンテナと同じだ。感じなければ何もやらないのと同じこと。見栄を貼るならリンク貼れってことっすか。なんだかわからないが。
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