吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

19歳だからしまう夢

古びたビルの暗い 街頭もない 非常階段を上がる。
10Fにクラブがあってそこでパーティーがある。
息苦しい。なかなか上に行けない。行き着けない。が、とうとう行き着く。息つく。
扉を開けると明るいなつかしい、シャンデリアのような?
赤っぽい照明の。白いテーブルクロス。長細いテーブルの上には蝋燭こうこうと灯る。給仕としてN氏が現れ、テーブルの上に次々とグラスを置く。私が中に入ってわざとらしい反応。
着飾った女達。男達。たくさんいる。
そのうち椅子に腰掛ける。DJ。合わせて奇妙に足だけ上げるダンスを椅子に座ったままする。何かのゲームらしい。ばからしい。私はそれを見ている。見ているだけだ。
すこし時間が経ち、真夜中。戻ってきて開場の一顧したの階のホールへ。そこはほの暗く、ミラーボールがくるくるくるくるくるくると回っていた。ステージがある。デブでブスな体に緊張感がまるでない女が裸で踊っている。
男の人はニヤニヤしている。ここでは20歳以上の人は裸にならなくてはならない掟があるらしい。だが、私は19歳だ。左肩だけ出している人もいる。その人は20歳くらいの人。このショーモナイ企画は誰のもの?私の方がだんぜん若いし、スタイルだっていいのよと思い上に着ていたTシャツを脱ごうと手をかける。一度、胸をはだけさせる。それを鏡で見た。が、すぐに戻し、19歳なんだなーと思って、しまう。