吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

さきほど契約してるCDの流通業者の方とお話したのですが、いわゆるインディーズ系のCDがほんまに危機的状況に陥っているようです

http://d.hatena.ne.jp/colindisc/20070907

さきほど契約してるCDの流通業者の方とお話したのですが、いわゆるインディーズ系のCDがほんまに危機的状況に陥っているようです。初回のオーダー数が激減しているそうです。特に体制が変わったらしいタワーレコードとか。要はもうあらかじめ売れるだろうと予想されているものしか取らなくなってきているということで。細かいとこまではここでは控えておきますが、確かに経営的な面を考えたら、うーん、わからなくもないんだけどって感じなんですが、とにかくお金の匂いがぷんぷんっ!

ほんの数年前までは、○○店は大体○○枚くらい取ってくれるみたいな、ある程度の見込み実数は見えてたのに、今では聞いて愕然とするようなオーダー数・・・。先日、HEADZの方と話をした時も同じようなことゆうてましたので、どこも似たような状況なのかなぁと。

マカロニレコードからなんだけどこの手の話は音楽に限らずよく聞いてそのたびうんざりしますね。まあ、うんざりしてばかりいられない&諦めてばかりはいらんれないので、地道に努力は惜しまないわけですけど。
ほんと新しくてオモシロイもの未来のあるものに対して世間はキビシイ。ココがオモシロイ!と、蛍光ペンでマーカーしてあって教えてくれるような受け手側の選択する自由ゼロ、創造性皆無、作り手側の意向を鵜呑みにして1つだけの楽しみ方しか許してくれないような貧乏くさいもんばっかりが「売りやすい」という理由だけで流通していくのって、受け手をバカにしている行為だと思うので騙されちゃダメだ!特に無名だけど、まだ、世間に評価されてないものに対して拓かれなければ、文化は衰退していきます。そうすると世界がつまらなくなる一方なので、私はなるべく評価が定まっていない、新しいものをこのブログでは取り上げて行きます、よろしくお願いします。他人がまとめて書いてくれる、すでに発見されたもの、評価の仕方、楽しみ方が定まったものにはあんま興味ないんですよね。こう、受け手と作り手のキャッチボールがあるような。わからないなかでも歩み寄っていくようなもんじゃないとなーと。
まじで、意識的に自分が好きなものに金を払う、ということは徹底したほうがいい。じゃないと、広がらないから。んで、いつでも手に入るからって思って安心しない方がいい。欲しいと思ったときには手に入らないこと多いから。ということで、私の本もいつなくなるかわかりませんので、見つけたらゲットしておいてください!今読まなくてもいつか読む予定なら、今、買っておかないと手に入りにくくなりまっせ。あとの手間賃考えると今買っておいたほうがいいってことはけっこうある。私はそれで後悔したくないので欲しいときにすぐ手に入れるようにしてます。だから、積読山が!そびえ立つ!

追記>なんで店頭に置いてないと問題かというと、ネット通販や小さいお店にある場合、欲しい人しか買わなくなって間口が狭くなるから。今までできたが、できなくなるのは販売数低下につながる→売れるかどうかわからない予想ができない変なものをリリースしにくくなる→新しい作品、今までにない作品が生まれにくくなる→同じような音楽ばっかりになっちゃう!
あと、大手レコード店だと試聴機に入れてくれる=試聴してはじめて知って買う人もいる。などなど、リスナーの選択肢が狭まる。まだ知らない自分がすごく好きになれる何かに出会う確率が今よりも減る。
でも、現実は今後、大手レコード店と小レコード店のすみわけになってくると思う。ネットがなかったら可能性はもっと狭まったと思うが。しょうがないといえばしょうがないけど。しょうがないって言ってあきらめるのもねー。リスナーに届けるために努力はすべき!なのは当然!たくさん売れてる=良いって価値観しかなくなるのは危険!