吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

映画『ひなぎく』上映+トーク/元少女が語る文化系女子の世界

とんでもないイベントが急遽決まりました!

DOWNLINK project プレイベント 夜想上映会 ─ 少女と映画と音楽と。
http://www.uplink.co.jp/factory/log/003285.php

東京という雑多な都市の喧噪の中において、自らの場所を持ちながら自主企画の制作を行い続けているユニークなメディア自体をUPLINKがフォーカスし、良い意味でのハレーションを相互の現場に起こさんとする実験企画シリーズ「DOWNLINK project」をスタートさせます。急遽開催と相成りました今回のプレイベントでは、今野裕一氏が主宰する「夜想/yaso」をフィーチャー。浅草橋に拠点「パラボリカ・ビス」を構え、書籍の出版とその書籍で紹介する作家たちの作品展示を自らの現場で行い、オリジナルな思想の立体化に挑み続けているメディア「夜想/yaso」がこれまでに紹介してきた少女たちの夢─ つまり“少女文化”や“少女の美意識”自体に光をあてたイベント「夜想上映会」を二夜連続で行います。

□日時:第一夜/11月28日(土)18:30開場/19:00開演
    第二夜/11月29日(日)18:30開場/19:00開演
□料金:両日共に¥1,800(1ドリンク付き/メール予約あり)

予約方法
この上映会への参加予約をご希望の方は(1)お名前、(2)人数 [一度のご予約で3名様まで]、(3)住所、(4)電話番号を明記の上、件名を「予約/○月○日『夜想上映会』」として、factory@uplink.co.jpまでメールでお申し込み下さい。

第一夜
映画『ひなぎく』上映+トーク/元少女が語る文化系女子の世界

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ひなぎく』より((C)FILMEXPORT PRAGUE DISTRIBUTION s.r.o.)

二人の少女がつくりだす無邪気な世界が奇跡的にフィルムに焼き付けられた究極のガーリー映画『ひなぎく』を上映。上映終了後には、90年代に少女だった“元少女”にして前衛家/文筆家/音楽家の吉田アミが、サブカルチャーの領域を中心に形成される文化系女子の世界とその歴史を解説するトークイベントを開催。スペシャルゲストに「夜想/yaso」主宰の今野裕一氏を迎えて。

◆◆ 映画上映 ◆◆
ひなぎく』(1966年/カラー/チェコ・スロバキア/75分)
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監督:ヴェラ・ヒティロヴァー
配給:チェスキー・ケー

◆◆ トーク出演 ◆◆

今野裕一夜想/yaso)Home Page
吉田アミ(前衛家/文筆家/音楽家)

通販のカタログにも使われ、すでに定着した感さえある「文化系」。これって、もともと「女子」について語るものではなかったのに今では森ガールと同意語みたいになっておりますが、ほんとはもっと過激だったのではないのか。
というわけで、私の思想に大きく影響を与えた元ペヨトル工房今野裕一さんとトークセッションと相成りました。しかも、ガールズフィルムの傑作『ひなぎく』の上映も!私は3回、映画館で観ましたよ。観てない人はどうぞ。特にまだ若い人たち。10代で出会ってほしい作品です。

女の子であることとは何か。女子は「女の子の役目」を果たさねばならないのでしょうか。女の子を駆使しないと不幸なのでしょうか? 選べること/選べないこと。そんなことを話せたらいいかな、と思います。

居心地の悪い誰かのために。

サブカルチャーとは、本来、少数派のためにある運動です。誰も排除したくない。そんな気持ちです。