吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

あるひとつの時代を、

もうひとつの時代を通して見ることができるという観念、すべてのものが同時に起こりうるという感動。そして、歴史とはひとつの理想なのであって、現在は永遠なのであるということ。

(メレディス・モンク/「ブックオブデイズ」ライナーより)

ひとは、問題に直面したり、ストレスを感じたり、自分に自信を持てなくなってしまったとき、特定の価値観を崇めたり、物語にハマッて安心しようとしたりする。

 価値観を全く持たない人なんて正気な人にはいないし、物語(=ストーリー)を全然信じない人もいない。そういった約束事や共同体意識がなければ、他人とコミュニケーションを取っていくのはひどく難しいし、「僕は誰?ここは何処?」のアイデンティティー喪失に陥ってしまう。
 
(葉山ゆかり 「ラジオのように」ライナーノーツより)