吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

ひとは、問題に直面したり、ストレスを感じたり、自分に自信を持てなくなってしまったとき、特定の価値観を崇めたり、物語にハマッて安心しようとしたりする。

 価値観を全く持たない人なんて正気な人にはいないし、物語(=ストーリー)を全然信じない人もいない。そういった約束事や共同体意識がなければ、他人とコミュニケーションを取っていくのはひどく難しいし、「僕は誰?ここは何処?」のアイデンティティー喪失に陥ってしまう。
 
(葉山ゆかり 「ラジオのように」ライナーノーツより)