吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

ガンスリ評

http://d.hatena.ne.jp/Kuroneko/20031227
絶対あるはず!と思っていたが探し当てられなかった納得できそうなガンスリ評。しかも、はてなで。灯台もと暗しとはこのことか。読み応えたっぷたぷなのであとでゆるりと読もうっと。ガンスリ貸本屋で借りて読んだんですが、これは買って印税を作家に送らねばと思い、買い直したマンガです。いい作品は買おう運動を目下推進中のワタクシです。
なんとなーく感じるんだけどガンスリの少女がカワイソウだと思う人って男性が多いですよね。そういう人はジョゼ的な視点なんだろうと想像してますが。私はまったくちっともさっぱりカワイソウとか思わないんですけどけっこう女性読者はカワイソウーなんて思わないような気がします。
男はロマン、女はリアルっていうものすげー紋切り型な頭の悪い言葉を思いついてしまったワイ。ココ書*1もそうだけど、私はこれはファンタジーなんだと思って読んでいるのであんまり不快に思わない。それよりも少女の心の機微とか心理描写に説得力があるなあと感心してしまうくらいです。男性マンガ特有の萌えという名の調教下に置かれた無個性な死んでしまっている少女たち*2とは違っていて、生きている感じがすごくするので私は好きです。

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追記:読みました!膝をバンバン叩いて共感しまくり。そうそうそうなんだよ!それだよそれそれ!とか心の中で言いながら。無能な私には絶対にこういう評は書けないよ。ワンダホー。

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追記2:意外と人気がないジャンさんだが私はジャンがけっこう好きだ。ジャンのリコに対する接し方はジャン本人も義体であるリコも傷つきにくい関係であると思う。ジャンは冷静に徹することで感情を押さえ、コントロールしていこうとしているようにみえる。リコを遠くから狙う狙撃手にしているところなどを見ると虚勢を張ってはいるがけっこう脆いんじゃないの?と勘繰って勝手に美化している。ジョゼは多分、ジャンに対して無意識の嫉妬心があるのだろう。ヘンリエッタちゃんが人を殺しまくって成果を上げるのはちょっと誇らしいと思っているに違いないね、アイツは。じゃなきゃあんな前線に配置させる技術ばかり身に付かせるだろうか。そういう意味でもジョゼを見てると白けてしまうが、ヘンリエッタがそれでいいと選んだのだから私がとやかく言うことではないのだろう。
ARTIFACT −人工事実−経由

*1:ココロ図書館

*2:最終兵器彼女の「ちせ」みたいな