吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

朝食を食べながらとしまるさん、宇波君と三人で今日の観光についてミーティング。私と宇波君はクリストフに教えてもらった蚤の市に興味があったが、としまるさんはそういう人の多いところに行くと目が回ってしまう、というので二人ででかけることに。昼の時間に昨日の中華屋で落ち合うこととなった。
地下鉄に乗って昨日の駅へ降り立つと、いきなりやる気満々のにぎわいっぷり。どこまでも市が立ち並ぶ。ちょろちょろと見て廻るがどれもこれも家庭のゴミをぶちまけたような大騒ぎであった。私は日本文化を勘違いしている本を、宇波君はなんだかよくわからないシールのスクラップブックのようなものを購入し、お互い本当にこれが欲しかったのかしら?と首を傾げながら中華料理屋へ向かった。
少し早めに着いてしまったため、としまるさんはいない。今日のコンセプトはこの店を近所のラーメン屋のようにあつかって蹂躙してやろうという心持ちである。なのであれこれたのまず、一人一品を心がけたいところ。しかし、何も頼まずにいられるほど二人とも度胸が据わっていないのでジャスミンティーでお茶を濁しつつ、ラーメンぽい食べ物と餃子を頼むことに。ラーメンぽい食べ物は私が自信満々にこれだと答えたのであるが実際、出てきたモノは汁なしの温麺みたいな不思議なものであった。としまるさんが来たのでチャーハンと汁のあるラーメンを追加。ナニゲにけっこう頼んでいるということに気が付かないまま、かなりおなか一杯になるのであった。昨日食べそびれていた餃子だが、珍しく焼き餃子であった。はっきりいって、これとごはんで十分だ。いくら安いからと言って流されてはイケナイ。自分の意志をはっきりもちたいものだと、その時、少しだけ思った。しかし、ここはうまい。のでまた食べにいきたいなっと。