吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

久しぶりに読み直したら良かったと思った過去ログ

http://d.hatena.ne.jp/amiyoshida/20050106/1104964023
でも、舞城の感想なので読んでない人は注意!

記憶というのはそれがほんとうにあった現実のことではない。人は勝手に記憶をすり替える。死因と同じく。自分に都合のいい現実を受け入れる。受け入れがたい現実であるならなおさらだ。本人にとってその嘘--物語が現実なんである。第三者が見てとやかくいっても本人は大まじめ。その間違いを指摘して正しい道に無理矢理連れ戻すこと、それは全然、正しくない。余計なお世話だ。四郎がしたように子供にはヒントを与えるだけでいい。自ら導き出した答えが、現実。自分で決めなければ全然、自分で生きているってことにならない。考え行動する、自分。そこにだけ、自分は存在する。そこにはじめて自分がいる。自分を認める。生きている!生きている!生きている!生きていたい!生きたい!だから、生きている。

内容知らない人には微妙なところもありますが…。