吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

おたくで生きる覚悟もない普通人が、おたくのオイシイところだけを簡単に享受できるようになってきている

 おたくの皆さんも激動の時代を生きていることと思う。おそらく本人は自分の道をただ1歩1歩あるいているだけだろうに、過剰に社会認知されたり、無条件に迫害されたりでご苦労も多いことだろう。更にこのところ、おたくで生きる覚悟もない普通人が、おたくのオイシイところだけを簡単に享受できるようになってきている事にも注目したい。(中略)こういうものは入手までにいろんな障壁を設けることによって、「欲しい人にしか手に入らない」という正しい需要と供給の循環が保たれていたのではないか。


ナンシー関「声優向け雑誌に正統派「おたく」を垣間見る」/何が何だか(1995年)

ナンシー小関を代入してみ(以下略)。