吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

キチガイ雑誌・nu vol.2が絶賛発売中!

http://nununununu.net/
二軍落ちの吉田アミVSイルリメ対談は通販のみの特典だお! すみません。私がいたらなかったばっかりに…くぅ…。ですが、まあこういう辛酸をなめてこそ人は成長するのでしょう。微妙な気持になりました…これでいいんですか…大丈夫ですか…いや!オモシロカッタ!いい意味で。などさまざまな感想をこっそりいただきましたが、私がイチバンわかっていることなので、特に助言されても仕方なしなのです。やれるだけのことはやりました。あとは運だけだったのです。…とまた、こんな辛気臭いことを書いてもしょーがないので、素直に本誌を褒めちぎっておきます。

つーことで、送ってもらいましたよ「nu」。まあ、こんなことになっているなんてなんてなんて。写真だけではわかりませんね。手にとらないとわかりませんね。言葉が表紙や裏表紙まで溢れ出てとめどなく紡がれつながり裏が表で表が裏でメビウスの輪を描くね。そんで永久に続くね。言葉の強度は増しますか。

なんというかまとまらない思考が対談をとおしてかたちになり血肉になり生まれていく様子が描かれているドキュメンタリーは胸を打ちます。無駄な部分は編集で省いてあるので、より、言葉が強靭にわかりやすく立ち現われ、読んでいる者の知的好奇心をくすぐります。まだ、ざっとしか目を通していませんが、確かにこの時代の一部分の血肉たる何かを切り取っているような熱を帯びた美しい雑誌です。編集長の偏った美学に基づいた一種、奇形的な書物が現物として立ち現われる様に関わっていけて私はうれしい。この時代に生まれて良かった。

曖昧な言葉で断点しないで何を拠り所にしているのか迷子になって判断だけを求めてうろちょろして決定していくことを恐れて独自の価値観を持つ勇気もなくって何かを継続的に愛せる余裕もなくって何かをしないことの言い訳けばかり考えてできない理由を求めできあがった何かをけなしながら下ばかり見つめてぶつくさ言ってて留まって濁って沈殿していく上澄みをすくってあげる力が圧倒的にたりないなら私がすくいましょうみたいな実践と方法がつまっていますな宝箱。こぼれて落ちて消えて行く刹那や熱をプリントして定着させるような。上気した顔でにっこり笑って、世界を開きたい。

■参考
nu vol.2のスペシャル特典にイルリメVS吉田アミのインタビューが - 日日≒日キ
Tigerlily Scribble
nununununu - ミスハタリの冒険と計算
http://d.hatena.ne.jp/zu-hause/20060621#p1